義母を否定せず、共感を得るほうが双方にとっていい

こちらの意志もやんわり伝えたい場合、相談者さんの育児方針に合った書籍や記事を見せて、お母さんの共感を呼ぶというワザもあります。そのとき、相手の考えを頭ごなしに否定しないことがポイントです。例えば、

 

「ちょうど今、わたしこの本を読んでいるんですけど、抱き癖(あるいは白湯)のことを調べていたら、今はこういう考えになってるらしいですよっ。私もはじめて知りました」

 

など、 “私も一緒に勉強してます”という姿勢が伝わると、お母さんもイヤな気分にならないのではないでしょうか。一緒に「へえ〜そうなのね」と共感してもらえると、もっといい関係になれそうです。

 

もう一歩踏み込みたい場合は、お母さんに孫育てに関する書籍を手にとって読んでもらうというところまでもっていきたいですね。例えば、こんな流れで書籍を渡すのはいかがでしょうか。

 

「いろいろ調べていると、わたしたちが育った時代と今って、いろんなことに違いがあるらしくってどんどん興味出てきちゃって。調べてたらこんないい本が出てきたんですよ」

 

「お母さんのアドバイスをパパママ教室でも聞いたことがなかったので調べてみたんです!そうしたら、昔と今ってだいぶ違うことがあるらしくて。この本、すごくおもしろくて話題なんですって。よかったらどうぞ」

 

と孫育てに関わる書籍を手渡すのもありですね。スマホを使いこなしているお母さんなら、ネット記事をシェアしてもいいです。

 

ただ、こうしたコミュニケーションは少々演技力が必要です(笑)。くれぐれもわざとらしくならないように…。相談者さんは対人スキルが高そうなので、いけるかもしれません!