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子どもが成長するほど増えていく食費。さらに円安などの影響で食料品の値段が上がっていて、家計のやりくりが大変…。どうすれば食費を抑えられるでしょうか?自身も6児の親である家計再生コンサルタントの横山光昭さんに聞きました。

手取り30万円世帯の食費は4万5000円が目安?

2021年の家計調査によると、1か月の食費の平均は3人家族が7万7578円、4人家族が8万7017円。

 

しかし、日々家計相談をおこなっている現場の感覚からいうと、これは使い過ぎです。

 

ご相談者様のデータを分析すると、貯金をするためには、食費は以下の範囲に抑えることが必要です(外食費も含む)。

 

・夫婦と小学生未満の子ども2人 → 手取り世帯収入の11~12%

・夫婦と小学生の子ども2人 → 手取り世帯収入の12.5~13%

・夫婦と中学生の子ども1人と小学生の子ども2人 → 手取り世帯収入の14.5~15%

 

手取り世帯収入が30万円で、小学生未満の子ども2人なら3万3000円~3万6000円。中学生の子ども1人と小学生の子ども1人なら4万3500円~4万5000円といったところです。

 

ただ、この範囲に抑えるのは相当厳しいと感じるかもしれません。食は成長に欠かせない要素。削りすぎるわけにもいきません。

 

どうすれば、子どもたちのお腹を十分に満たしながら、食費をほどよく抑えられるでしょうか。

 

私の家庭でも6人の子どもがいたので、食費を上手に抑える方法を模索してきました。その実体験を元に、家計相談では以下のようなアドバイスをしています。