「直撃LIVEグッディ!」で生放送番組を終えて約2年。報道番組40年も生放送に携わってきた安藤優子さんの生活は、どう変わったのでしょうか。「生放送時代は常に秒単位で時間を気にしていた」という時間の使い方や、これからの目標についてお話を伺いました(全5回中の5回)。

犬の散歩にも時間を気にして

40年間の生放送を終えた今

── 今まで帯番組の生放送を約40年間担当されていました。2020年9月にフジテレビ系の「直撃LIVEグッディ!」が終わって2年ほどたちますが、今の生活はいかがですか?

 

安藤さん:
「急に、ポッカリ穴が空いてしまったような感じ?」と周りからすごく聞かれますが、生活自体は、そこまで大きくは変わっていないんですよ。

 

朝は早く起きて、ニュースはすべてチェックして、犬の散歩をするところからスタートします。日中は、自分が進めている研究の情報収集をしたり、仕事に出かけたりしていると1日が終わっていく感じですね。

 

ただ、生放送を担当していたときにくらべると、時間の流れ方は多少違うのかもしれません。生放送では、時間ぴったりに番組を終了するために、常に時間を逆算しながら番組を進めていました。終わりの時間を合わせないと事故になってしまう。常にそういったプレッシャーはありましたね。

 

── 同じ忙しさでも、プレッシャーの種類がまた違うといいますか。

 

安藤さん:
当時は、朝の犬の散歩でさえ「6時までに終わらせないと!」と、いつも時間が気になっていたような気がします。

 

今は、1日の大まかなスケジュールは決めても「何時何分までに終わらせなきゃ!」と時間を意識しすぎることはなくなりました。犬の散歩も犬が納得するまで一緒に歩こう、みたいな。おかげで生活のリズムが良くなりました。