仕事に家事に子育てに、日々邁進するイラストレーターの横峰沙弥香さん。自宅が仕事場だからこその楽しみや苦労、仕事を捗らせる工夫などを、ちょっと笑えて癒やされるイラストとともに紹介します。今回は「仕事と子ども」について。2人のお子さんのことを仕事のネタとしていつまで扱うか…なかなか難しい問題のようです。
私の仕事があるのはわが子のおかげ!でもいつか終わりが来る
まめが5歳になったあたりから、徐々に「子ども自身のこと」をメインエピソードとして扱うお仕事を減らしてゆきました。
初めて持たせてもらった連載「まめ日和」を除いては便宜上、子どもたちのことに触れる機会こそあるものの、基本的には自分の仕事やライフスタイル、自分の恥ずかしい話などを扱うように移行させ、子どもたちの行動や言動をメインで扱うことは極力しないようにしています。
子どもたちのエピソードを描くことで晴れてイラストレーターとして日の目を見ることができた私ですが、そのような創作活動には当然終わりがあります。思えば私はいつ辞めよういつ辞めよう、そればかり考えている気がします。
まめは7歳。小学校に上がってからは折に触れて「続けても良いか、やめて欲しいか」を確認し合うようにしています。今のところはまめ自身にとってはメリットのほうが大きいと感じているようでまだやめて欲しいとは言われていませんが、まめが「自分のことを扱うのはもうやめて欲しい」と感じたときにはキッパリと辞める…そう約束しています。
ところで最近まめと話し合った中でいくつか新ルールが出来ました。
- やめて欲しいと言ったとしても公開しないのであれば個人的に絵日記を書き続けるのはOK
- エピソードではなく、グッズ化などのキャラクタービジネスはOK(むしろ推奨)
- お仕事の話が来たら一応ぼくに相談してね(条件次第では受けても良い!)
というもの。2個目以降のやつ、ちゃかりしていてなかなか良いなと思いました。
文・イラスト/横峰沙弥香