3. 引き出し内は「仕切る」のが正解

何をどう入れるかにもよりますが、細かなものを収納する場合は、引き出しの中を仕切ったほうが断然整理しやすくなります。内寸と入れたいもののサイズにマッチする収納グッズを選びましょう。

 

収納グッズを選ぶ際に気をつけるべきは、形と厚み。ケースにカーブがあればあるほど、デッドスペースが生まれるので、直線的な形状のケースがおすすめです。

 

さらに忘れがちなのがケースの厚み。厚みのあるケースだと思わぬスペースを取ってしまうので、小さな引き出しほど注意しましょう。

 

ケースで仕切られたカトラリー収納の例
引き出し内を仕切るケースが複雑な形状だと、思わぬ場所を取ることに。シンプルで直線的なデザインがおすすめ

サイズぴったりの「シンデレラフィット」に執着しすぎると、いつまでたっても片づかないもの。すき間ができるのは当然なので、無理に埋めようとしないのもひとつの方法です。

 

ただ、収納ケースや収納したものが引き出しの中で動きすぎて、整理しづらいことも。そういった場合は、突っぱり棒やメラミンスポンジなどを活用して隙間を埋めると使いやすくなります。

 

なお、購入前に家にある収納グッズで代用できそうなものがあれば、積極的に使用してみてください。いきなりの買い物での失敗を防げます。

4. 収納物を動かしながら柔軟に配置を決める

例えば食器を収納する場合。お椀などは上向きに置くと狭苦しく感じられ、取り出しにくくなるものですが、伏せて置くことで上部にすき間が空いてすっきり見えるうえ、取り出しやすくなります。

 

文房具の場合、引き出しに対して横向きよりも縦向きのほうが取り出しやすい場合も。

 

キッチンの引き出しを整理する瀧本真奈美さん
思い込みや固定観念でしまい方を決めつけない。自分が使いやすいと思ったらまずは試してみること

「これはこう入れなければ」という固定観念に縛られず、入れたいものが上手く入るように、向きを変えたりしながら工夫して配置を決めましょう。