5. 「使い勝手はベスト?」の検証が大事

収納のゴールは、決して見映えのよい収納を完成させることではありません。いくらきれいに整っていても注意したいのが、「出しづらい」「使いたいものを出すまでに時間がかかる」「使ったらすぐぐちゃぐちゃになる」「簡単にしまえない」といった事態。

 

収納がいったん完成したら、いつもの動作で使い勝手を確かめ、上記の困った事態がひとつでも発生するなら、再度調整する必要があります。大事なのは、見映えよりも実用性を意識することです。

 

キッチンの収納例
収納が完了したからといって、使い勝手を検証しないのはNG。スムーズにしまえるか確認し、自分に合った収納にアップデートを

6. 一定量を保つ努力を怠らない

「上手く収納できていたのに、いつの間にか片づけが難しくなった」…これも日常では当たり前に起こることです。

 

原因はいくつかありますが、よくあるのが、「当初よりものが増えている」こと。スペースに収まりきらないものを無理やり詰め込んでいるなら、当然収納しづらくなりますよね。

 

引き出しいっぱいにものを詰め込まないこと。収納量は全体の8割ほどを目指すと使いやすい

収納しやすかった時期の物量をベースに、ものの量を一定を保つように心がけること。そうすれば、いつまでもラクに片づく引き出しをキープできるはずです!

 

 

小さなスペースなので、「たかが引き出し収納」と思う人もいるかもしれません。でも、「使ったものがもとに戻せない」状態が結局、部屋全体の散らかりに直結します。

 

大事なのは、使ったものが元の位置に簡単に戻せる収納をつくること。”部屋がなんだか片づかない”と思ったら、まずは引き出しひとつから見直してみてください。
 

文・撮影/瀧本真奈美