映画『DC がんばれ!スーパーペット』(8月26日公開)で声優に初挑戦した市川ぼたんさん。
父・市川海老蔵さんや弟・堀越勸玄さんの応援やアドバイスを受け、今の自分が出せる精一杯の力で挑みました。
練習はお父さんにチェックしてもらって
── 初めての声優のお仕事はいかがでしたか?
市川さん:
声優のお話をいただいたときは、本当にびっくりして言葉がでませんでした。アニメが大好きで、声優さんは憧れだったので、本当にうれしかったです。
台本をいただいたときは「ついにきた!」とワクワクしましたし、同時に初めてのお仕事なのでドキドキもしました。キャラクターのことをたくさん考えて、いろいろ調べて、お父さんにも相談しました。
── 初めてとは思えないくらいとても素晴らしい演技でした。あざとかわいい感じがたまらなかったです!お父さんには具体的にどのような相談をしたのでしょうか?
市川さん:
映画に出てくるスーパーペットは、かわいらしくてとても強いから、「結構難しいと思うよ」と言われました。
「お父さんも声優のお仕事はあまりやったことがないから」と言いながらも、優しくいろいろと教えてくれました。
家では台本を読んで、お父さんに聞いてもらって、直したほうがいいところなどをチェックしてもらうという練習を繰り返しました。
弟もたくさんアニメを観ているので「この作品のこんな声はどうかな?」といろいろとアイデアをくれました。
難しかった“あざとかわいい”
── あざとかわいい、かわいすぎるというキャラクターですが、“かわいい”をどのように表現しようと考えていましたか?
市川さん:
「かわいい」とはどういうことだろう、といろいろ考えました。人によって「かわいい」の感じ方が違うので本当に困りました。
何度も練習したのですが、全然自分の演技に納得がいかなくて…。お父さんと弟に励ましてもらいながら、一生懸命練習するしかなかったです。
声優さんのすごさを改めて感じました。アフレコ現場に行ったときは、最初はすごくドキドキしていたのですが、みなさんが優しく教えてくださったので不安もだんだんなくなっていきました。
── 市川さんが掴んだ“かわいい”の演じ方を教えてください。
市川さん:
私が思うかわいいは、声が高くて、ふわふわしていて、ほっこりする感じです。
ウィスカーズはそこに強さとあざとさも加わるので、演じるのはとても難しかったです。
自分の声を聞くのはやはり少し恥ずかしいですが、今の自分ができること、自分が感じる“かわいい”を目一杯詰め込んで演じました。「出し切った!」という感じです。