『マルモのおきて』『明日、ママがいない』などに出演し、天才子役としてその名を世に轟かせた女優・芦田愛菜さん。今年の6月には18歳を迎え、成人の仲間入りを果たしました。そんな芦田さんですが、数々の素晴らしい発言を残しているのをご存じでしょうか?

芦田愛菜さんが大切にしている言葉

初めに紹介するのは、6月19日に放送された番組『芦田愛菜のメタモルフォーゼ~「推し」で人生変わりました。』(日本テレビ系)という番組での発言。

 

「大切にしている言葉は?」という質問に対して、芦田さんは「No one is flawless」と答えました。

 

「flawless」は「完璧」という意味。芦田さんはこの言葉を選んだ理由に関して「今、そういうフレーズにハマっていて『欠点のない人なんていない』って意味なんですけど、flawlessっていう単語を知ったときにperfectと似てるなと思って」「『完璧』と『欠点がない』って似てるなって思ったんですけど、でも『完璧な人なんていない』って言われるよりも『欠点がない人なんていない』っていう方が何か支えてくれるようなそんな気がして」と語っています。

 

芦田さんはどういったときにこの言葉に支えられているのでしょうか。

物事を始めるときに背中を押してもらう

芦田さんは、「私は何か物事を始めるときに、絶対こうあるべきだとか、こうしなきゃいけないとか、とらわれてしまいがちで、頑固なところがあって、そういうときにこういうフレーズを思い出したりすると、全部できなくなっていいよねとか、そういう風に背中を押してくれて」と語っています。

 

「No one is flawless」という言葉は、あらゆる場面に応用できます。例えば子育て。「完璧な母親でいたい」という思いを抱く方は多いかもしれませんが、それが自分自身を苦しめてしまうこともあります。

 

この芦田さんの考え方には、視聴者からも「なんて素敵な言葉なんだろう!」「愛菜ちゃんみたいに完璧に見える人ですら『欠点のない人なんていない』と思って頑張ってるんだね。私も気負い過ぎないように頑張る!」といった声が。「欠点のない母親はいない」という考えを持つことは、ママたちがストレスを減らして自信を取り戻す助けになるかもしれません。

しっかり話すことが良いものを生み出す

芦田さんの発言としてもうひとつ、6月15日に放送された『NEWS ZERO』(日本テレビ系)での言葉をご紹介。

 

芦田さんは撮影への取り組み方に関して「私がこういう感じかなと、演じたいなと思っているその子の像と、監督が思ってらっしゃる像みたいなのが、両方がうまくそのシーンに入っていくっていうのが一番いいなって思っているので、お話しさせていただくことが多いです」と語っていました。

 

この考え方に基づき、年上の監督やスタッフにも臆せず意見をぶつける場面も。「もちろん年上だからみたいなのはなくはないですけど、でも年上じゃなくても接し方って変わっちゃいけないだろうなと思うので」とも語り、上下関係にこだわらずに接することで良いものが生み出すという信念が芦田さんのなかにあることが伺えます。

 

たくさんの共感を集めている芦田さんの考え方。家庭や職場などさまざまな場面で応用できるのではないでしょうか。

文/内田裕子 ※画像はイメージです