「育児が大変に決まってる」という人の実感
一方、「育児の方が大変」と感じる人の割合は上記の逆で以下のようになりました。
- 男性…65%
- 女性…85%
理由は、育児をメインで担った経験のある人なら、多くがうなずけるものばかりではないでしょうか。
「仕事は少なくとも終業時間がある。育児は24時間、夜寝ていてもそれは休みではなく何が起こっても対応するためのスタンバイ時間。今日はどうしても体調不良なので休みます、ができない世界」(Sさん・育休中会社員・0歳児のママ)
「育児中は常に子ども優先で、食事は立ったまま口に放り込み、嵐のように子どもの世話相手、合間に家事を必死で片付けるから、トイレ行ってる暇もない。仕事中ならトイレにも普通に行けるし、座って食事を食べられる。なんならコーヒー買いに行って飲めるでしょ?そんな育児中から見たら極上の贅沢をしていて”大変”って何なんですかね」(Aさん・3歳児と1歳児のママ)
「子育てはイレギュラーの連続。想定通りに用事が進まないのが当たり前で、それでも子供には笑顔で接し、自分のことは後回し。気力も体力も睡眠も極限まで削る日々が続くこの感覚は、自分が体験しないと分からないんだと思います」(Hさん・2歳児のママ)
また、お子さんや周囲の状況によって育児と仕事の大変さが逆転することもあります。
「上の子は比較的夜泣きもせず育てやすかったし、実家も近かったので短時間預かってもらうこともでき、大変さをそんなに感じませんでした。でも下の子は発達上の特性もあって、よく泣くし何かと大変で。さらに夫の転勤で実家に頼れなくなり、こんなにも育児は大変なのかと2人目にして泣いています」(Tさん・5歳児と1歳児のママ)
そして、匿名ということでこっそり本音を教えてくれたパパも。
「正直、育児は大変だしやりたくないことばかりです。ウンチのおむつ替えもギブアップしたし、夜泣きも悪いけど妻が先に起きてくれるので任せてしまってます。早く帰って子どもの面倒を見るよりも、会社に残って仕事している方がラクだと思いますよ。そのかわり、残業代で収入を増やしているので許してくれませんかね…」(Mさん・2歳児と0歳児のパパ)