マイナ保険証で受付や医療情報の管理が簡単に

マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」になれば、病院に行った際に、非接触で受付が可能になります。顔認証で自動受付ができる施策も進んでいるのでこちらも期待したいところです。

 

今までは転職、結婚、引っ越しをすると、紙の健康保険証を新たに発行する必要がありました。意外とタイムラグがあり、その期間は健康保険証が使えず、不便さを感じた人も多いでしょう。しかし、マイナ保険証になれば、紙のカードの郵送処理の部分が省略されるため、よりスピーディーに利用できるようになります(加入の手続きと多少のタイムラグは発生します)。

マイナ保険証では、患者が希望すれば医療履歴が活用できるようになるので、特定健診や薬剤の情報、医療費を簡単に確認できるようになります。窓口への書類持参がいらなくなったり、マイナポータルとe-taxを連携させれば確定申告の医療費控除の手続きも簡単になります。

 

また、今までは医療費が自己負担限度額を超えていても、一度は自分で立て替えて、手続きをすることで後からお金が戻ってきました。マイナ保険証では、このような「限度額を超える一時支払い」も免除されるというメリットがあります。

 

さらに、公金受取口座を登録することで、たとえば給付金の申請の際に、申請書への口座情報の記載や通帳のコピーなどが不要になります。行政機関の確認もスムーズになり、給付も速やかに行われることが期待されます。