「値段の落とし穴」には要注意

一方、お得とはいえない商品は何か。3つのキーワードが挙げられます。

 

1つ目は「質が悪いもの」です。

 

100円の品であっても質が悪く、すぐに壊れるならお金のムダです。あくまで一例ですが、ボールペン、おもちゃなどが長持ちしない印象です。

 

2つ目は「100円以下で買えるもの」。

 

スーパーなどで100円以下の品を、100円ショップで買うのは損でしょう。たとえば、スナック菓子やペットボトル飲料。

 

また、ホームセンターやドラックストアでまとめ売りされている品も、計算すると1個の単価が100円以下のケースも。文具ではノート、キッチン用品では水切りネットといったものは注意が必要です。

 

最後は「規格が不揃いだと困るもの」です。

 

100円ショップには同じ品でも規格が異なるものが見られます。色や形などを揃える目的で買うと、失敗するのは目に見えているのです。総じて、こだわるものには適しません。

 

そして、もっとも注意したいのが“ついで買い”。100円で安いからと、つい買うつもりではない品までカゴに入れがちですが、これは典型的な浪費でしかありません。

監修/横山光昭 取材・構成/百瀬康司 イラスト/村林タカノブ

出典/LINEリサーチ「全国10~60代の男女を対象とした、100円ショップに行く頻度や、普段よく買う商品の種類についての調査」https://research-platform.line.me/archives/40110841.html