食費と外食費を分けて内訳を「見える化」する
管理の方法はいたって簡単。食費と外食費を分けて、家計簿などで支出をチェックするだけです。
家計管理で外食費を食費に含めるか、分けて考えるかは頭を悩ますところだと思います。
基本的には、食費としてひと括りで管理するのが望ましいですが、私たちは一部の相談者に限り、食費と外食費を別々に管理するようアドバイスしています。
この一部というのが、外食費を使い過ぎている人たちです。
外食費を食費に含めてしまうと、当然ながら外食にいくら使っているがわかりません。わからないものは管理のしようがないですよね。
ですから、外食費を分けて捉え、金額や使途を「見える化」することが大事なのです。
外食費がハッキリし、食費に加算した上で2割を超えていた場合は、使途をチェック。
たとえば、お気に入りの飲食店からのデリバリー費用が多く含まれていたら、それを見直しの対象とします。
食費の金額にも注意を払わなければなりません。食費自体が増えたら外食費枠の2割上限がかさ上げされるからです。
食費の基準も家族構成によって多少変わってきますが、手取り収入の15%がひとつの目安。世帯の手取りが40万円なら月6万円に抑えるのが理想です。
コロナ禍では外食もエンタメのひとつになりつつあります。美味しいものを食べることはリフレッシュにもつながりますから、バランスを踏まえた上で外食を楽しみましょう!
監修/横山光昭 取材・文/百瀬康司 イラスト/村林タカノブ