5月に放送された『あしたが変わるトリセツショー』(NHK)では、家事・勉強・仕事などさまざまなシーンで活用できる集中力アップの方法を深掘り。集中しているときの脳の状態や、集中を持続させる秘訣を紹介していました。
「本当に集中している」状態とは?
みなさんは自身の集中力に自信がありますか?日本が誇る漫画家・アニメーション作家の手塚治虫さんは、漫画を描くのに没頭するあまり睡眠時間がたったの2時間だったそうです。またプロ棋士の藤井聡太さんは、一手指すまでに2時間28分考え続けたことも。
では、集中しているとき、脳はどのような状態なのでしょうか?集中とは、脳の余計な活動が抑えられた状態。つまり他のことに気を取られず、一点集中状態であることを指します。
しかし仕事・掃除・勉強などに集中したくても、現実はなかなか難しいもの。最近ではスマホやネットの普及で、集中できない場面が増えてきています。そこで番組では、「嫌なことでも思わず集中しちゃう裏技」を紹介。気乗りをしない家事や勉強にも、つい集中してしまうコツがいくつか登場しました。
思わず集中してしまう“ゲーム”のパワーは侮れない!
実は“ゲーム”をしているとき、人は極度の集中状態になっているそう。人を集中させてしまうゲームの力は本格的に研究され、現実社会や学校の授業にも活用されています。つまりゲームの力を借りれば、嫌な掃除や勉強も楽しく集中できるのではないでしょうか。
おすすめは、何分でここまでは終わらせるといった制限時間を定めること。ゲームのようにタイムリミットがあると、集中力が格段に上がります。また目的を明確にすることも大切。今やらなければならないミッションをはっきりさせ、脳を一点集中状態にもっていきましょう。
さらに集中力を持続させるには、こまめな休憩が重要。一定の間隔で、疲れる前に休みを挟んでください。このとき、5分以上休むのは逆効果。音楽を聴いたりスマホを触ってもいいので、定期的に脳に違う刺激を短時間与えましょう。また面倒な課題をする前に植物の画像を見ておくと、集中力がより持続したという研究結果も。さらにコーヒーを飲むことや作業の間に歯みがきをすることも集中力がアップするのでおすすめです。