「自分もそろそろ夢のマイホームを・・・」と考えている方もきっと多いのではないでしょうか。
住宅は一生の買い物と言われるほど、高額な金額となるためほとんどの方が一括で購入する事は出来ませんよね。
そのため大抵の方は住宅ローンを利用するのではないでしょうか。
しかしそこで問題になってくるのが、固定金利にするべきかあるいは変動金利にするべきかという事です。
どうせ金利を払うのであれば、なるべく安く済ませたいと思うのは消費者なら当然の心理ですよね。
ゼロ金利政策が行われている今現在では、いずれにしても安い金利で住宅ローンを組む事ができますが、果たして固定金利と変動金利のどちらを選択すれば損をしないのでしょうか。
■ゼロ金利政策
デフレ対策の一環としてゼロ金利政策が行われたことによって、私たちの利用する住宅ローンの金利も低く設定されるようになっています。
このゼロ金利政策が実行されてから約20年が経過しており、いずれ解除される日が来ると言われていますので、近い将来金利が上がる日がくるかもしれません。
そうなってしまうと、住宅ローンを借入する際には高い金利が発生してしまい、今よりも多く支払う事になってしまうんですね。
しかしながら、いまだにその動向ははっきりとせず、いつ解除されるかというのも分かっていないのが現状です。
■固定金利の特徴
固定金利とはその名の通り、金利が固定されるという事です。
つまり借入するときの金利がそのまま変わらずに維持され続けるんですね。
例えば借入した時に2%の金利だったとしたら、たとえゼロ金利政策が解除されて金利が上昇したとしても2%のまま固定されます。 ・固定金利のメリット 固定金利のメリットは何と言っても金利が固定されているため、金利が上昇したとしてもそれに反映されることなく、当初の金利のまま維持し続ける事が出来るという事です。
それによって将来的なお金の計算もしやすくなるというのが特徴ですね。
また、 世の中の動向によって金利が左右されることがないため、金利をマメにチェックする必要もなく安心していられるというのもメリットの一つなのではないでしょうか。 ・固定金利のデメリット 固定金利のデメリットは、変動金利に比べて金利が高く設定されているという事です。
ですので、もしも現状のままゼロ金利が続き、低い金利のままだった場合は変動金利よりも多く支払う事になってしまいます。
■固定金利の種類
一口に固定金利と言っても、実は種類があるのをご存知でしょうか。 ・全期間固定型 フラット35などに代表されるのがこの全期間固定型です。
借入期間中はずっと金利が固定されるタイプ。 ・段階金利型 借入をしてから一定の期間が経過後に金利が上昇するタイプ。
例えば始めの10年間は低い金利を維持し続けるが、11年目からは金利がアップするといったイメージです。 ・固定金利選択型 一定の期間が経過すると、再度固定にするか変動にするかを選ぶことが出来る。
3年固定・5年固定・10年固定などがあるが、固定の年数が長ければ長いほど金利も高くなる。 どのタイプもそれぞれメリット・デメリットがあり、一概にどれが良いかというのは言えません。
ご自身の状況を踏まえて選択するようにしましょう。