A funeral and visit to a grave of Japan. The woman of the senior worships the ancestral soul in a black mourning dress. I hold white chrysanthemum bunch and beads in a hand.
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故人を偲んでご供養をする「法事」では、親戚や知人が集まることが多いもの。特に夫の親族の法事では、嫁としてあらゆる場面で気を使うものです。ここでの小さな心がけや気配りは、親戚じゅうの目に触れるため、たちまち「デキる嫁」のありがた〜い称号をいただくことも。「好感度がグンとアップした」という妻たちの振る舞いとは?

 

 

■誰より早く「現地入り」(さゆりさん/32/介護)

法事に参加する際、私が必ず心がけていることがあります。それは「一番乗りで着く」こと。子どもがいると準備は大変ではありますが、かなり余裕をもって出発して、誰より早く現地入りするんです。 先日のある法事でも、最も遠方だったにもかかわらず一番早く到着し、やってきた親族に積極的にごあいさつ。「遠いのに早くからごくろうさま」「小さい子どもがいると大変でしょうに、偉いわね〜」と、感心とねぎらいの言葉を浴びました。 そして時間ギリギリに、泣いている赤ちゃんを抱っこして「遅くなってすみません」とあらわれた夫婦に、叔母は「小さい子がいると大変だからねぇ」と…でも本当は「○○さんたち遅いわ〜、まだかしら」と数分前までブツブツ言っていたんです。親戚の評判って、本当に怖い! 一番乗りしたことで、旦那まで「あんたのお嫁さん、しっかりしてるわねぇ!」とほめられていたそうです。たび重なるとできないと思いますが、法事はたまのこと。親族の好感度がアップするなら、たいした労力ではありませんよね(笑)。