2回食をする親子のイメージ

初めての育児では、離乳食をスタートするときもドキドキ手探り状態ですが、少し慣れて来たころにまたまた迷うのが2回食に進めるタイミングですよね。

 

「うちの子、あまりパクパク食べないけどもう2回食にしても大丈夫?」

「時間は何時と何時が一番いい?」

「朝一番や夕食の時間に離乳食を食べさせるのってよくないの?」

などの疑問について考えていきます。

目次

離乳食、2回食にすすむ時期はいつから?


母子手帳(母子健康手帳)には、「生後5~6か月頃から離乳食を開始し、7~8か月頃から2回食」というスケジュール例が記載されています。

 

ただ最近は、腸管が未発達な赤ちゃんにあまり早くから母乳・ミルク以外のものを与えると食物アレルギーを誘発する可能性が指摘されており、生後6か月を迎えてから離乳食をスタートする人が多いようです。

 

そして、1か月後の7か月頃から2回食に進めるというパターンが比較的多いといえます。

 

ただ、上記の母子手帳のページには「子どもの発育、発達の状況にあわせて離乳をすすめましょう」という但し書きが添えられており、必ずこのタイミングで進めないといけないというわけではありません。

 

また、ママの食事内容などにもよりますが、1歳に近づく頃の赤ちゃんの成長に必要な「鉄分」は、母乳だけでは補いきれなくなってくるといわれます。

 

あまり喜んで離乳食を食べない、母乳ばかり好んで飲む…という場合でも、鉄分不足による貧血のほかに、咀嚼の発達の遅れなどのおそれがあるので、生後8か月を過ぎたあたりからは、形だけでも2回食を用意してあげた方がよいでしょう。

 

離乳食を2回食にすすめるチェックポイント


月齢や時期だけではなく、次のような点が2回食にすすめるポイントです。

 

  • 1回食が1か月以上続き、赤ちゃんがペースに慣れてきたら
  • 10倍がゆや野菜のすりおろしなど数種類の食材が食べられるようになったら
  • 口に入れたものをそのまま飲み込む(ゴックン)のではなく、噛む動き(モグモグ)ができるようになってきたら

 

離乳食をあげる母親

 

2回食におすすめの時間帯は「11時」と「15時」だけど、それ以外でもOK


育児書や検診時に教わる2回食の時間帯の例として多いものは、午前中の10時または11時に1回目の離乳食、午後の14時~15時に2回目の離乳食というパターンです。

 

食事と食事の間隔は、おおむね4時間ほど空けるのが良いといわれます。

これは、空腹になっていないと食事がおいしく食べられないことや、量も少ししか食べられないことに加え、お腹が空きすぎているとすぐ飲める母乳やミルクでないとがまんできないことなどが理由です。

 

もちろん、その日の様子で早めにおなかを空かせているようなら、きっちり4時間あけないとダメというわけではありません。

そのほかにも、10時や11時は午前中のお昼寝タイムという子は、眠くなる前の9時頃にしたり、目の覚めた12時頃にするなど、赤ちゃんが機嫌よく食べられる時間帯を選んで問題ありません。

 

離乳食開始当初は、急性のアレルギー症状などもしもの場合に備えて小児科を受診できる午前中の時間帯がすすめられていますが、2回食に進む頃には食べられる食材も増えているので、必ずしも午前中に1回目をあげないといけないわけではなく、「初めての食材は小児科に行ける時間帯に」と覚えておけば良いでしょう。

 

「朝6~7時に1回目の離乳食」はダメ?

夜間の授乳がない赤ちゃんの場合、朝起きた時にはとてもおなかが空いていて、ゆっくり離乳食を食べていられないことも。

 

その場合はまず授乳になってしまうので、1回目の離乳食が朝10時ごろという流れになるというママは多いです。

 

朝からすんなり離乳食を食べる赤ちゃんなら、もちろん朝6~7時の朝食時間が1回目の離乳食でも問題ありません。

 

ただし、万が一アレルギーなどが起きた場合、朝早くは小児科が開いていないため、初めての食材は避け食べ慣れたメニューにしましょう。

 

授乳時間との兼ね合いも

2回食を考え始める生後6~8か月時点の赤ちゃんは、1日に飲むミルクの量や授乳間隔に大きな個人差があり、離乳食後にミルクが必要な子とそうでない子もいろいろ。

 

ただ、その時期はまだ母乳がメインであることも多く、離乳食のタイムスケジュールによってあまり授乳感覚が空きすぎると、ママが乳腺炎を起こすおそれもあるので気をつけましょう。

 

家族の夕食と同じ時間の離乳食はダメ?


2回食の時期は「朝と昼」「昼と夕方」など、昼の離乳食をはさむことが多いですが、日中に外出が多い場合、外出先でおとなしく座って食べるのが難しそうなら、朝と夕方でも構いません。

 

「いずれ数か月もすれば家族と一緒に3食食べるのだから…と、早い時期から一緒の時間にしてしまいました」(Hさん・30歳・4歳児と10か月児のママ)

 

と話すママも。

 

ただ、夕方は部屋の片づけや洗濯物を取り込んでお風呂や夕食の支度…というようにあわただしいので、人によっては逆に大変と感じるかもしれませんね。

 

また、

「上の子もまだ2歳なので、離乳食まで食事時に合わせてしまうと手が足りないんです。私も何も食べられないですし(笑)。離乳食は家族と別の時間に、ゆっくり食べさせてあげています」(Yさん・35歳・2歳児と7か月児のママ)

というママの声もよく分かります。

 

離乳食は、お風呂前とお風呂後どっちがおすすめ?

2回目の離乳食を夕方にする場合、お風呂は先・後、どちらがいいでしょうか?

 

先輩ママに聞いてみたところ、

 

「離乳食で口の周りや手、服がベタベタになることも多いので、離乳食→入浴の流れがいいです」(Fさん・29歳・9か月児のママ)

 

「17時ごろに離乳食を食べると必ずウンチが出るので、その後お風呂に入ってサッパリします」(Mさん・31歳・6か月児のママ)

 

と、先に離乳食を食べてからお風呂というママが多数を占めていました。

 

ただし胃腸への負担を考え、離乳食と入浴は最低30分、できれば1時間くらいは空けたいもの。

 

お風呂上りは白湯や麦茶、無理なら母乳やミルクを飲ませ、お風呂上りすぐの食事は避けましょう。

 

1回食→2回食→3回食、切り替え方は柔軟に


離乳食の回数を増やすとき、1回目の離乳食時間はそのままで前後に1回プラスするのか、2回とも別の時間帯に変えてしまうのか…で迷うことも。

 

あるママは、保育園での離乳食を振り返り、

「うちの子のクラスでは、ある日突然、2回とも昨日までと違う時間に切り替わりました。でも子どもたちは平気でいつも通り食べていたみたいですよ(笑)」

と話します。

 

また、基本的には昼間に2回食を設定していても、お出かけの予定などに合わせてある日は朝と昼、ある日は昼と夜…と臨機応変に切り替えている人もいます。

 

もともと食の細い赤ちゃんの場合、成長が心配なことや、せっかく作った食材がもったいない気持ちなどもあり、なんとかがんばって毎日食べる習慣をつけたいと思ってしまいますね。

 

でも、親子ともにストレスになりそうであれば、時々は割り切って抜かしてしまったり、ベビーフードで済ませてもよいのでは。

 

この時期の赤ちゃんにとって「食べる楽しさ」は何より大切なので、柔軟に進めていきましょう。

 

2回食のまとめ


個人差の大きい赤ちゃんの成長段階の中でも、こと「食」に関しては、早い時期からよく食べる子からゆっくり小食な子まで本当に様々です。

 

あまりマニュアルにとらわれすぎず、その子の個性を楽しむつもりで進めていきたいですね。

 

文/高谷みえこ

参考:厚生労働省「母子健康手帳について」