■味わい深い鳥越竹細工
和の弁当箱という点では、岩手県の鳥越竹細工も人気です。こちらはおかずなどの汁気のあるものは入れられませんが、おにぎりやサンドイッチには最適です。優しい風合いで、手によくなじみ、ピクニックや旅のお供にもぴったりです。 いろいろなサイズがあり、弁当箱としてだけでなく、文房具や裁縫道具を入れたり、小物入れとしても使用することも可能です。 鳥越竹細工には弁当箱以外にもいろいろなものがあります。中には手提げのかごもあります。エコバッグとしても使用できるのですが、サイズを合わせれば、弁当箱を入れるのにもよさそうです。秋田杉の曲げわっぱの弁当箱などにもよく似合いそうですよね。 弁当箱を入れるランチバッグにもいろいろあります。内部にアルミのシートを貼ってあり保冷・保温の高いものもあり、暑い時期には保冷剤と一緒に入れることで弁当箱が傷みません。いろいろなランチバッグがありますが、鳥越竹細工のかごに曲げわっぱに弁当箱を入れれば、曲げわっぱの特徴である通気性よより強く活かすことができそうです。また、和の組み合わせもおしゃれではないでしょうか。
■まとめ
近年人気となっている木製の弁当箱ですが、曲げわっぱでもいろいろな産地や種類があります。デザインとしての美しさに加え、自然素材ならではの暖かなぬくもりがあります。時を越えて今に伝わっているということは、単に伝統技術の伝承というだけではなく、弁当箱としての機能が優れているからこそ現代に受け継がれ、使われているのでしょう。そして、使うほどに愛着が深まるというのも伝統工芸の弁当箱の魅力といえるでしょう。