毎日のお弁当作りは本当に大変ですが、中でも子どものお弁当作りに苦労している人も多いのではないでしょうか。大人のお弁当はそれほど見た目を気にしなくても良いですが、子どもは見た目で好き嫌いをしてしまうこともありますので、しっかり食べてもらうためのひと手間が必要です。また、周りのお友だちや先生の目も気になるものですよね。そこで今回は、子どもが喜ぶお弁当作りのポイントについて、ご紹介します。
■お弁当の上手な詰め方
まずはお弁当を詰める際のコツをマスターしておくと、便利です。お弁当は、ご飯やおかずが少なすぎると、持ち運びしているときに崩れてしまうことがあるので、せっかくキレイに盛り付けたお弁当が台無しになってしまいます。 とはいえ、ぎゅうぎゅうに詰め込みすぎると、今度は見た目がよくありませんので、詰め方に頭を悩ませている人もいることでしょう。 お弁当を詰めるときの基本として、大きなものから最初に詰めていくのがポイントです。一段のお弁当箱であれば、まず最初にご飯を詰めて冷まします。 ご飯を詰めたまま放置するとカチカチになってしまうので、ぬれたふきんやキッチンペーパーをかけておくと、冷めてもふんわりとしたご飯になります。 ご飯が冷めたら、次に大きなおかずを詰めていきます。から揚げやハンバーグなど、メインとなるおかずを左右のどちらかに寄せて詰めます。 メインのおかずよりも少し小さめの卵焼きやウインナーなどのおかずを、メインのおかずの横に詰めます。 ここまできたら、あとはスキマを埋めていくだけです。ひじきや煮物、おひたしなどを空いているスキマに詰め込み、スキマがないように仕上げると、持ち運ぶときに崩れることがありません。 間のスキマが埋められない場合は、たくわんなどの漬物やミニトマト、ひと口ゼリーなどを彩りの代わりに詰めておくと良いてじょう。 どうしてもお弁当を詰めるのが苦手という人は、お弁当箱を2段のものに変えてみてはいかがでしょう。 ご飯とおかずを詰めるスペースが別々になっているので配分を考える手間が減るのと、一段のお弁当箱より崩れにくいため、キレイに詰められるようになります。
■子どもが喜ぶおかず
子どもが好きなおかずでも、お弁当に入れると残していることもありますよね。そんなときは少しの手間をかけてあげると、子どもも喜んで食べてくれるのではないでしょうか。 リンゴならそのままカットして入れるのではなく、ウサギさんの形にしてあげる、ウインナーをタコさんにしてあげるなど、形を変えるだけで喜んで食べてくれます。 ・魚肉ソーセージをアレンジ 魚肉ソーセージを好きな子どもも多いですが、そのままカットしただけでは飽きてしまうこともあるようです。 のりの上にスライスチーズと魚肉ソーセージを乗せ、くるくる巻けば、魚肉ソーセージのチーズ磯辺巻きの完成です。 輪切りにしてピックで刺したり、カットした磯部巻きの上に、ハートや星などを型どにしたチーズをのせると、かわいらしく仕上がります。 チーズの代わりにはんぺんを入れて巻いても、よいでしょう。はんぺんを巻く場合は、カットしたあとにフライパンで両面を焼くようにします。 ・かまぼこをアレンジ かまぼこを適度な幅でカットし、かまぼこの背の部分を3分の2ほど包丁でむきます。先端を1センチほど切り離し、むいた背の部分の真ん中に切り込みをいれます。 ストローなどで目の部分と、先ほど切り離した先端の部分に穴をあけて目を作ります。目の部分に先端の部分で作った目を入れ、背中の部分を丸めたらうさぎの完成です。 ・卵をアレンジ 飾り切りをしなくても、簡単にかわいらしいおかずを作ることができます。ゆで卵を作り、温かいうちにお箸を上から抑えてくぼみをつけます。