10-2

■基本の「ねこまんま」

関東と関西ではねこまんまの定義が違うため、基本となるレシピも異なっています。 関東のねこまんまはご飯にかつお節をのせ、しょうゆを回しかけて混ぜ合わせて食べるのが基本のレシピとなります。 炊き立てご飯に削りたてのかつお節をかけると、香りと風味がより増しますので、おいしく食べられます。 関西のねこまんまはご飯に汁物をかけたものになりますが、一般的にはみそ汁をかけることが多いようです。 ご飯の器や汁わんにご飯とみそ汁を合わせて食べるのが基本で、お鍋に入れて煮込んだものは、あまりねこまんまとはいいません。 汁物とご飯を合わせたものをねこまんまと呼ぶため、みそ汁以外の汁物を合わせた場合でも、ねこまんまといいます。

■「ねこまんま」のアレンジレシピ

普段のねこまんまにひと手間加えるだけで、素朴な味わいが今風のイッピンに変身します。 ・バターを使ったぜいたくねこまんま ご飯とかつお節、しょうゆとバターをお好みの量で用意しておきます。バターは調理を開始する15分前に、冷蔵庫から取り出して常温で柔らかくしておきましょう。 バターが混ざりやすいよう、ご飯は炊き立てを用意します。まず、ご飯にバターを混ぜ合わします。バターがご飯にしっかり絡んだら、しょうゆをひと回し入れます。 その上にかつお節をふりかければ完成です。バターの香りとしょうゆ、かつお節の風味がマッチして、いつもよりちょっぴりぜいたくなねこまんまを味わえます。 ・チーズ入りねこまんま ご飯にかつお節としょうゆをかけ、混ぜ合わせます。混ぜ合わせたご飯の上にとろけるチーズをのせ、レンジで温めます。 チーズが溶けたら上に刻みのりや紅ショウガ、七味など、お好みのトッピングを振りかけて完成です。 ・たぬき風ねこまんま 温かいご飯にバターとかつお節を乗せ、軽く混ぜ合わせます。天かすと刻みねぎ、麺つゆとわさびを加えて混ぜ合わし、刻みのりをかけたら完成です。 関西でたぬきうどんと呼ばれている、揚げ玉の入ったうどんのねこまんまバージョンです。麺つゆのかわりにうどんだしを入れてもおいしくいただけます。

■まとめ

ねこまんまについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。自宅にある材料を使って手軽に今風ねこまんまを作ることができますので、ぜひ一度試してみては。