■そのほか注意が必要な食品
意外なところでは茶わん蒸しなどに入っているギンナンは赤ちゃんがたくさん食べると中毒を起こす危険性があります。ギンナン中毒では腹痛や嘔吐がおきますが、最悪の場合は、死に至るケースも。そのため、乳幼児には与えないようにしたほうがよいでしょう。
また、大人ならすぐ食べられるような食品を赤ちゃんに与えると窒息してしまうことがあります。高齢者に注意喚起されている餅やこんにゃくを使ったゼリーなどは、与えないようにします。
赤ちゃんにはかみ砕くことができないナッツ類を与えることはないでしょうか、床にこぼれてしまった落花生を赤ちゃんが誤飲してしまうというケースも予想されます。宴会などの場合、赤ちゃんが食べてしまわないよう、おつまみがこぼれていないかどうか注意してください。
同じ理由で節分でまいた福豆、キャンディー、枝豆、グミ、団子なども赤ちゃんには与えないほうがよいですよ。 なお、離乳食に肉を使うならしっかりと加熱するようにします。 カンピロバクター菌やサルモネラ菌、牛肉であれば腸管出血性大腸菌が含まれている可能性が高いからです。
冷蔵庫に保管する際も他の食材と生肉を接触させない、焼肉をするときも、生肉にふれたはしを使わないようにするといった注意をしましょう。
生の魚介類には腸炎ビブリオ、アニサキスなど中毒を起こす可能性のある生き物が生息している場合があります。すしや刺し身、たたきなどは、乳幼児には与えないようにしたほうが安全かもしれません。
特にカキなどの生の二枚貝は大人でも食中毒になる危険性を有した食材ですので、十分に加熱しましょう。