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■好みのスパークリングワインを選んでみよう

スパークリングワインも炭酸ガスが多く含まれるというだけで通常のワインと違いはありません。ですから、産地や製法によって味に違いが生まれます。通常のワインでは産地と製造された年代によって味や香りに特徴があります。


これは、その時に生産されたブドウの出来による違いとなります。これはスパークリングワインも同じですから、産地で選ぶというのも一つの選び方です。もちろん、同じ産地でも使用するブドウが異なれば味も異なるので、使用されたブドウの品種でも分かれます。


とはいえ、産地や品種だけで選ぶというのは難しい場合もあります。というのも価格が大きく異なるからです。


ワインを楽しむにあたっては、価格も大切な要素となります。高級品となると一本で数万円といった価格になりますが、手ごろなものでは数百円からでも入手することができます。 製法の違いによっても価格に違いがみられます。高級なものは瓶内で二次発酵をさせる傾向がありますが、安価なものでは炭酸ガスを注入したものが多いです。 好みもありますが、手ごろなものでもおいしいものはたくさんあります。高級品になればなるほど個性の強い味とある傾向があります。ワインの知識を持った人が飲めば味と香りで銘柄がわかるのです。 ワインと言えば、フランスをはじめとした諸外国の有名な地方産のものといったイメージがありますが、国産のワインも味は負けていません。同じようなグレードであれば、国産のものは輸送費等の関係で安く購入できるというメリットもあるのです。

■発泡性ワインを楽しむには

ワインには同じ銘柄でも、ラベルに年代の書かれているものとそうでないものがあります。


これは通常のものもスパークリングも同じです。年代の表記されたものはその年に生産されたブドウのみを使って作られています。そうでないものは複数の年代のものがブレンドし、味を安定化しているのです。


年代のあるものはビンテージと呼ばれ珍重されますが、年代のないものは味にばらつきがないのが特徴です。こういった知識があるとさらにワインを飲むのが楽しくなりますよね。

■まとめ

自宅でスパークリングワインを飲む際は、専用のワイングラスを用意しておきましょう。通常のワイングラスとは異なり形状が異なり、炭酸を逃しにくい形状となっています。また、ひとくちにワイングラスといってもそのバリエーションも豊富です。さまざまなグラスを試し、変化するワインの味を楽しんでみるのもよいかもしれませんね。