おなかの中にいるときから大切に育ててきたわが子。いつかは親の手を離れていくものですが、子供を預けた学校でいじめが発生し、自分の子供が被害にあったらどうしますか? わが子が学校でいじめにあったときの対処法を考えてみましょう。
■まずは子供の話をちゃんと聞く
ところで、いじめはなぜ発覚すると思いますか?もし子供がいじめを受けて体に傷を負ったり、帰宅してから気が塞いでいる様子を見せていたとしても、親が子供に話を聞いてみなければいじめが原因だとわかりません。 つまり、いじめは子供の話を親がきちんと聞くことで初めて発覚します。親が子供の話を聞けばそれまではいじめっ子と子供との関係であったものがほかの人に知れて、白日のもとにさらされるのです。 しかし、いじめられたことを素直に親に報告する子供ばかりではありません。いじめられたことを親に話したがらない子供もいます。 けがをしていても転んだなどといい、いじめっ子に私物を捨てられても別の理由をいったりするでしょう。 親に心配をかけまいとしているのです。 親は保護者として子供の様子がおかしければその理由を聞き、いじめがあったことを話してくれるまで寄り添う必要があります。 ですが、日頃から子供とのコミュニケーションが不足していると子供は心を開いて親に相談してくれないかもしれません。 子供が話しかけてきても忙しさを理由に無視をしたり、曖昧な受け答えをしているようだと信頼関係は生まれません。 まずは普段から子供とコミュニケーションをとり、子供の様子がおかしいと思ったらきちんと話を聞くように心がけましょう。そうすればいじめによる自殺など最悪のケースを防ぐ手助けになります。 また、親にいじめについて打ち明けたのに自分で何とかしろなどと冷たい言葉をかけられ、何も動いてもらえなかった子供は心に深い傷を負うでしょう。 その傷が将来的に心の傷として残ってしまうこともありますので、子供からいじめを打ち明けられた親は真剣に動くべきなのです。 自分の子供がいじめられていることは子供の友達から教えてもらったり、スクールカウンセラーや、学校の先生から親に伝わるケースもあります。 子供の周囲の人達と付き合いを深めておくことは簡単ではないかもしれませんが、普段からコミュニケーションをとっておくと、いざというときに助けられることもあるのです。