■トイレトレーニングに向いた時期
赤ちゃんのオムツの状態とは別にトイレトレーニング向きの時期というものがあります。実は、 夏がトイレトレーニングに適しているのです。 何故なら、トイレトレーニングを始めたばかりの子供はやはりお漏らしをしてしまいがちです。お漏らしをするとパンツだけでなくズボンも洗う必要がありますが、夏は洗濯物がすぐに乾く時期ですので、トイレトレーニング時に洗濯物が増えてもすぐに乾くので安心です。 逆に洗濯物が乾きにくい梅雨どきにトイレトレーニングを始めるとすぐに着替えが不足してしまう。といった問題が出てくるかもしれませんので、可能であれば梅雨時期は避けると良いかも知れません。 夏は室内の気温が高くなりますので、トイレトレーニング中の子供にはズボンを穿かせずパンツで過ごしてもらう方法もあります。 そうすることで、涼しく過ごすことができ、お漏らしをしても洗濯物を増やさずに済みます。 さて、いくら夏場で洗濯物が乾きやすいとはいっても、子供がおもらしを繰り返してなかなか上手くいかない…。というときには、トイレトレーニングを中断し、オムツに戻す勇気も必要になってきます。 「オムツの卒業時期かも知れない!」と期待してはみたものの、時期尚早だった。という可能性もあります。 今までトイレトレーニングを頑張ってきたことを考えると諦めきれない気持ちになるかもしれませんが、時期を誤ることもあります。 ママのイライラや疲労が子供に伝わってしまっては子供にとってもプレッシャーになりますから、トイレトレーニングは焦らないことが大切です。 ほかの子供がオムツを外す時期でも、まだ上手にトイレができないうちは、オムツに戻してあげるのが良さそうです。 「自分の子供はトイレトレーニングを開始するのが遅くなっていないかな?」、「このままトイレトレーニングができないのではないかな?」と思い詰めてしまうママもいるかも知れませんが、どうかご安心ください。 子供の成長は早いものです。昨日まで出来なかったとしても、次の日にはできるようになることもあります。 また、トイレトレーニングは、開始年齢が遅ければ遅いほど失敗が少なくなる傾向にあると言われています。 1回オムツに戻してから、1カ月程度あけてトイレトレーニングを再開した場合子供は1カ月分、成長していますのでお漏らしの回数が減っていることもあります。 もしかすると一度でオムツが外せるようになる。といったこともあるかもしれません。 自分がいつのまにかトイレに一人で行けるようになったことを思い返して、わが子も必ずオムツが外れるようになると信じましょう。実際に赤ちゃんというものはそういうものなのです。
■根気よく付き合いましょう
みなさんは自分がトイレトレーニングをしていたことを覚えているでしょうか? トイレトレーニングの記憶はなくても、実際にはご両親が懸命におまるの使い方を教えてくれたり、トイレに付き添ってくれていたことでしょう。自分がママになり、トイレトレーニングをする側になることで、ご両親への感謝の気持ちが一層強くなるかも知れませんね。 また、ご両親へトイレトレーニングについて聞いてみると、意外な思い出話しをしてもらえるかもしれません。 トイレトレーニングで苦労したときご両親の経験談を聞ければ、参考になり、また励みにもなりそうですね。 トイレトレーニングは赤ちゃんが一人前になるための第一歩です。周りの赤ちゃんと比べ焦ったりせず、根気よく、赤ちゃんが上手にトイレに行けるようにしてあげましょう。