200-2

■投資するお金の安全性は守られている一方で……

長期間の投資の重要性が叫ばれている今、「安心して投資ができる環境なのか」という点は、非常に重要なポイントだと言えるでしょう。お金を預ける期間が長くなればなるほど、破たんリスクについても気になってしまうところです。 もっとも、投資信託を購入する費用については、しっかりとした「守る仕組み」が備えられていますから、まずは安心してください。投資信託に関わる機関が破たんしたとしても、即座に慌てる必要はないでしょう。 とはいえこちらは、あくまでも「投資信託に関わる機関が破たんするリスク」に対する安全性です。投資信託の購入や運用実績について、その元本が保証されているわけではありません。 投資信託の販売機関・運用機関・信託銀行が破たんした場合には、相応の方法で投資家たちの資産は守られることになります。しかし「破たん時の価格を元に解約」ということになれば、運用実績が悪いところでストップするという可能性もあります。 「事前に想定していた運用方法がとれなくなるかもしれない」という点において、関係機関の破たんには、やはりそれなりのリスクが潜んでいると言えます。「きちんと守られているから」と安易に決断するのではなく、「破たんのリスクが少ないところ」を選択して取引を行う工夫も必要となるでしょう。

■まとめ

投資信託で投資の世界に飛び込もう!と考えているときには、「万が一の場合のリスク」についても、しっかりと考えておく必要があるでしょう。 投資信託にはリスクがあり、運用実績によっては元本割れを起こす可能性があります。そしてもう一つ、忘れてはいけないのが「投資信託に関わる機関の破たんリスク」についてです。 投資信託には、販売機関・運用機関・信託銀行という3つの組織が関わっていますが、たとえどこが破たんした場合でも、投資家の財産は守られる仕組みが整っています。運用実績によっては「元本割れの状態で解約」ということも考えられますが、破たんリスクについては、それほど不安を感じる必要はないでしょう。 販売機関・運用機関・信託銀行のいずれかが破たんしたとしても、「自分の財産が紙くずになってしまう!」なんてことはありませんから、まずは安心してください。長期間の安定的な投資についても、ぜひ積極的に検討してみてはいかがでしょうか。