177-2

■「学童は目が届かない」って本当なの?

これまで、保育園で手厚い保護を受けてきた子どもたち。小1になって学童に通うようになれば、体の大きな上級生とも一緒に過ごすことになります。最近では、小6まで利用できる学童も増えてきており、異年齢で関わる機会は、ますます多くなっていると言えるでしょう。 とはいえ、学童指導員の数は決して「潤沢」というわけではありません。多くの子どもたちを、限られた人員で見守っていくため、どうしても「目が届かない範囲」が生まれてしまう可能性もあります。 親としては、「もしも子どもが学童で辛い思いをしていたら……」と気になってしまうところですが、上級生たちにとっての新1年生は、とにかく可愛い存在であることも多いもの!「年上のお兄ちゃん・お姉ちゃんたちが、しっかりとお世話をしてくれた!」なんてケースも少なくありません。 しかし多くの子どもたちが過ごす学童ですから、ときにはトラブルが起きることもあるかもしれません。そんなときには、子どもの様子をさりげなくチェックし、その言葉に耳を傾けましょう。もちろん、学童指導員の方に相談することも可能です。 子どもによっては、「どうしても学童になじめない……」なんてこともあるかもしれませんが、こんなときには割り切って、民間学童を利用するのもオススメです。 公立の学童よりもコストはかかりますが、その分子どものケアを手厚く行ってくれ、習い事系のプログラムが充実しているところも少なくありません。 子どもにとって、より広い世界を知るきっかけになるのかもしれませんね。

■まとめ

学童保育を利用するためには、事前に申し込みをする必要があります。公立小学校においては、入学説明会や就学前健診時に、学童に関する案内がされるケースが多くなっています。 働くママにとっては、新小1になる子どもが、放課後の時間をどこで過ごすのかを事前に考えておくことも、大切な入学準備の一つとなります。 今回紹介した学童保育の内容や学童保育での過ごし方も参考にしながら、子どもにとってイキイキと過ごせる場所を選択してみてくださいね。「小1の壁」におびえることなく、小学校生活をスムーズにスタートできるのではないでしょうか。