「デジタル化」によって教育格差も生まれる?
急速に浸透する「デジタル化」の中、教育現場によっては様々な格差が。「PC台数の不足」や「無線LANの整備」などの課題に対して、文部科学省は「デジタル教科書を導入できるよう、制度改正や準備作業を進める」と意向を示していました。全学校に「デジタル教科書」が行き渡るまでには、まだまだ時間がかかるよう。
一方、教育格差を問題視する企業も少なくありません。ソニー株式会社は教育格差の拡大を阻止すべく、2018年から「感動体験プログラム」という取り組みを実施中です。
「感動体験プログラム」では、子ども食堂において「プログラミング体験ワークショップ」「科学実験ショー」といった企画を実施。さらに関東・関西の学童保育、放課後の子ども教室では「大型VR空間」を通した「異文化体験ワークショップ」などを打ち出していました。子どもが「デジタル化」の波に乗りきれるよう、最先端の機器やシステムを教育に用いています。
「デジタル化」の推進が子どもたちにどういった影響を与えるのか、親としては悩ましい問題ですね。
文/長谷部ひとみ