■「いつか」が来ても、「見つからなければ使えない」!
今必要なアレ、そういえば、ずっと前に処分してしまった……!
こんな風に後悔した経験がある方も多いのかもしれません。
「アレさえあれば……!」と思う気持ちも、よくわかります。 しかし「いつか使う物」を、収納庫の中にどんどん溜め続ける人のほとんどは、「どこに何が保管されているのか」を把握できていません。
「いつか」のタイミングがやってきたとしても、そのとき必要なアイテム見つけ出すことは困難になってしまいます。 「アレさえあれば使えるのに、捨ててしまった!」という後悔よりも、「アレをきちんととっておいたはずなのに……どうしても見つからない!」なんて後悔は、さらに強くなりがちです。
「いつか使う物」を「いつでも自由に使える環境」で保管しておくためには、ある程度物の量を絞り込み、時間や手間をかけてしっかりと整理・整頓・分類しておく必要があるでしょう。 それだけの時間や手間をかける意味があるものなのか、しっかりと検討することも大切です。
■「いつか」はたいてい来ないもの
さまざまな手間や時間をかけて、多種多様な「いつか使うもの」を保管しておいたとしても、「本当に使えるもの」はごくわずかです。
先ほどもお伝えしたとおり、「いつか」はたいてい来ないものなのです。 たとえば、先ほどの例の中から、「紙袋」や「包装紙」について考えてみましょう。
「デザインが素敵で、いつか使えるだろうからとっておこう」と思う気持ちもわかりますが、年数の経過と共に、その品質は徐々に劣化するもの。
また百円均一ショップが増えている今、たいていの物は、安価に入手することができます。 「とっておいたもの」を使うよりも、目的や用途に合ったピッタリのアイテムを購入した方が、「今の自分にとってベストな品物」を選択しやすいと言えるでしょう。 こうした特徴を最初から把握し、「今使わないならゴミ」と判断することで、家の中の不要品を減らすことにつながるでしょう。
収納庫の中から不要品を除去することができれば、収納を本来の目的で使用することができます。 「普段使用するものを、出したりしまったりする場所」というわけですね。