001

忙しい毎日の中で、「なかなか部屋をスッキリと片付けられない……」と悩む方は少なくありません。


常にスッキリとしている部屋に憧れながらも、「今の生活」に不満を抱えているとしたら……今こそ「自分」を変えるチャンスかもしれません。 片付け下手で悩む人の中には、「物をなかなか捨てられない」という特徴を備えているケースも多いものです。


「捨てられない」を変えれば、「片付かない」は解決できます。 今回は「捨てられない」を「捨てられる」に変えるためのポイントを教えます。

 

■「いつか使うかも……」から卒業しよう!

自宅がなかなか片付かない……というお悩みを抱えている方のお宅を拝見すると、「収納」が機能していないケースが多くあります。


「収納がない」というわけではなく、「十分な収納スペースが確保されているにも関わらず、適切に使われていない」という問題が隠されているのです。 収納スペースの中には、「普段使わないもの」がぎっしりと詰められていて、「普段使うもの」をしまっておく余裕がありません。


これこそが、「部屋がスッキリと片付かない」ことの原因だと考えられます。 収納スペースから不要品を排除し、本来の目的を達成するためには、「いつか使うかもしれない」という呪縛から解放されることが大切です。 ・お店でもらった、ちょっと良い紙袋


・捨てるのがもったいない、素敵な包装紙


・何かを保管するのに役立ちそうな、空き箱や空き缶


・ここ数年使っていない、昔流行った家電製品 こうしたアイテムは、所有者に「いつか使うかもしれない」と思わせるもの。


もしも捨ててしまったら……「いつか」がやってきたときに、後悔するかもしれない!という思いが、「捨てる」という行動を躊躇させます。 しかし家の中を片付けるためには、この「いつか使うかもしれない」という思いを、手放すことが大切です。


厳しい言葉に聞こえるかもしれませんが、たいていの場合「いつか」はいつまでも来ないもの。


死蔵品として、家のデッドスペースの中で眠り続けることになります。