<3.貴重品を探す時の注意点>

故人がせっかく残してくれた貴重品、できれば全部見つけてあげたいですよね。

 

貴重品を探す際の注意点について、最後に述べておきます。 ①探索する場所を決め、順番に相続人全員で探す 今日はリビング、明日は台所と探す場所を事前に決めておき、ヌケモレのないよう順番に探しましょう。また貴重品を一人だけで探すことは、あらぬ疑いをかけられる恐れがあるので、おすすめできません。

 

 

できれば相続人全員で、無理ならせめて2人以上で探した方が、余計なトラブルにならずに済みます。 ②探す際は徹底的に 例えばたんすなら全部の引き出しは開けてみる、仏壇の引き出しも全部開ける、台所なら食器棚の引き出しや、食器棚に入っている茶筒の中まで、二度目の探索をしなくて済むように、徹底的に探しましょう。 ③ダミーに惑わされない 泥棒に入られたときのため、あらかじめとられる目的で、少額の現金を見つかりやすい場所に置いておき、被害を最小限にとどめるという対策方法があります。

 

 

現金の入った封筒が簡単に見つかったからといって、貴重品を探す作業を止めてしまっては、本当に大切な物を盗めずに逃げた泥棒と一緒です。

 

 

予定していた部屋の探索は全部の部屋が終わるまで続けましょう。 ④どうしても見つからないときは、業者にお願いしてみる 徹底的に探したつもりでも、お目当ての書類や通帳などが見つからない場合もあります。

 

 

万策尽きてしまったら、遺品整理業者に聞いてみるという方法があります。

 

 

彼らは遺品整理のプロなので、お願いすれば一緒に貴重品を探してくれるでしょうし、業務の中で得た豊富な経験と知識を使って、あっと驚くような隠し場所を発見してくれるかも知れません。 故人の貴重品探しは、いわば故人との知恵比べ。発見できなければ廃棄されてしまいますので、もらさず見つけ出してくださいね。