子どもを育てることは、人生最大の楽しみとなるとともに、最大の苦しみとなることもあります。それは、育てられる子どもにとっても同じことでしょう。一人ひとりの子どもが幸せに幼児期・成長期を過ごせるためには、パパママはどんな言葉をかけながら育てていったらよいのでしょうか。

 

 

言ってはいけない、NG wordを確かめながら、子どもを幸せにする言葉、マジックWordを考えていきましょう。

 

<子どもがラクになれる言葉をかけよう>

子どもに向かって何かを言うとき、多くのママは自分の都合に合わせて言葉を発しがちではないでしょうか。 たとえば、出かける支度をしているときに子どもがぐずぐずしていたら、何と言いますか?たいてい「早くしなさい!」ですよね。

 

もっとヒドイと「ぐずぐずしないで!」となるでしょう。「のろまなんだから!」は最悪です。仮に、自分が他人から同じことを言われたらどんな気持ちになるでしょう。

 

 

言葉から受ける印象は、子どもだって同じこと。いい気分にはなりません。こんな場合に、子どもの気持ちがラクになるのは、どんな言葉だと思いますか。 たとえば、こういう言葉がけはどうでしょう。

 

 

「早く行けば、たくさん遊べるね」「○○ちゃんも来てるかな。早く会いたいね」

 

 

こう言われれば、子どもはワクワク感が増して、出かけることに気持ちを集中でき、カバンをかけたり、靴を履いたりと支度に拍車がかかるはずです。

 

 

楽しみなことに気が向くので、子どもは幸せな気分になれるでしょうし、気持ちもラクでいられるというわけです。 また、幼稚園や保育園に行くことを渋ったり、学校に「行きたくない」と言ったりしたとき、皆さんなら何と返しますか。

 

 

どうしても行かせようとしますか。

 

 

大人でも、するべきだけれど、やりたくないとき、行かなくてはいけないのだけれど、できれば行きたくないときって、ありますよね。

 

 

無理やりやったり行ったりしても、決していい気分ではないでしょう。

 

 

子どもも同じなのですから、そんなときには「行くのがイヤなのね」「ガマンして行ってたのね」と、まずは子どもの気持ちに寄り添って、ラクにさせてあげたいもの。

 

 

なぜ行くのがイヤなのか、原因を探るのはその後のことです。 とは言え、お仕事に行くママなら、こんなときにはイラッとしてしまうかもしれませんね。

 

 

会社を早退することや、後日有休を取ることも視野に入れながら、「お昼ごはんが終わったらお迎え行くね」「○曜日には休んで遊びに行こうか」など、子どものイヤな気分を和らげるような提案をして様子をみるのはいかがでしょう。

 

 

もちろん、守れない約束はするべきではありませんが、自分の仕事や都合より子どもを優先させるという意識をもつことが親としては大事ではないでしょうか。

 

 

子ども優先の意識は、決してパパママが犠牲になるという意味ではありません。親も子どももラクな気持ちで幸せになる第一歩ということです。