■着物を保管する際のポイント3つ
着物を上手にたたむことができたら、次は正しく保管をすることが大切です。以下の3つのポイントを参考にして、着物を傷めない保管方法を実践してみてください。 ★たとう紙に包んで保管 たたんだ着物は、それぞれを専用のたとう紙で包む必要があります。たとう紙で包む際には、「着物を1枚ずつ」にしましょう。 また着物の中には、刺繍や箔が施されたものがあります。こうした部分は、非常に繊細なもの。専用の白布や和紙をあてて、変色や箔落ちを防ぎましょう。 ★保管場所は桐のタンスや衣裳箱が最適 たとう紙に包んだ着物は、桐のタンスや衣装箱に保管するのがオススメです。桐のタンスは防湿効果や防虫効果に優れていると言われています。着物の保管中に、余計なトラブルに悩まされるリスクも少なくなるでしょう。 「着物専用の保管場所がない!」という場合でも、プラスチックケース内で保管するのはオススメできません。湿度が抜けることがなく、カビなどが発生しやすくなってしまいます。 ★年に2~3回ほどの陰干しが必要 着物をきちんとたたみ、保管している場合でも、「しまいっぱなし」というのはオススメできません。年に2~3回ほどは、風通しの良い場所に吊るして陰干しをするようにしましょう。 こうすることで状態をチェックし、また湿気を飛ばす効果も期待できます。着物をより良い状態で維持していけることでしょう。
■まとめ
見た目が華やかな着物は、身につける人のテンションも高めてくれる特別な衣装です。背筋がしゃんと伸び、立ち居振る舞いも凛とする、なんて方も多いのではないでしょうか。 そんな着物を格好よく着こなすためには、着物を正しく扱い、保管することが大切です。着用後のお手入れ方法をきちんと身につけ、自信を持って管理できるようになりましょう。 着物に関する知識が深まれば、「もっと着物の世界を楽しんでみたい!」と思う気持ちも高まるはずです。
ぜひマスターしてみてください。