■大雨対策に役立つ

都心部で最近特に問題になっているのが、ゲリラ豪雨や集中豪雨です。急激な雨により排水が追い付かず、地下鉄や道路などに雨水があふれ出してしまい、交通アクセスを全て遮断してしまいます。 屋上庭園はいったん土壌に雨水を含み、それからゆっくりと水を排出していくため、雨水の流出を抑える効果があります。 都心部全体で屋上庭園を実施すれば、大雨による被害もかなり抑えられるのではといわれています。

 

■空気を浄化してくれる

緑は二酸化炭素を吸収し、大気汚染物質を浄化してくれる働きをするため、空気浄化に役立つといわれています。 最近は環境を考慮し、LEDやエコカーなどが普及されていますが、都心部ではビルや住宅のエアコンの排出熱、自動車の排気ガスなどが一向に減らず、ますます空気汚染が進んでいます。 こうした問題を解決してくれるのが屋上庭園ともいわれており、積極的に屋上庭園を設置するビルも増えてきているようです。

 

■建物の耐久性を上げる

屋上庭園は断熱効果や遮熱効果があるだけでなく、外部からの紫外線や酸性雨などから建物を守ってくれる効果があるとされています。 遮熱効果があることから、建物の急激な温度変化を避けられますので、建物の鼓張や収縮を減らすこともできます。 コンクリートは熱を吸収しやすく、特に屋上部分は夏と冬とでは70度以上の温度差があるとされていますので、直接日光にあたっていると、さらに劣化は進みます。 屋上庭園を設置することで寒暖差を下げられますので、建物の劣化を防ぐことも可能です。

 

■固定資産税がかからない

庭付きのマイホームを購入した場合、庭の分だけ固定資産税が必要となります。大きな庭を造ると、それだけ税金を徴収されてしまいます。 屋上庭園の場合、作り方によっては固定資産税がほとんどかからないケースもあります。また、屋上庭園を造ったからといって、固定資産税が急激に上がることもありません。 都心部では屋上緑化をすることで、助成金を受け取れる自治体もありますので、むしろ積極的に屋上庭園を取り入れたほうが、節約にも役立ちます。 地域によっては屋上だけでなく、壁面やベランダを緑化することで助成金を受けることもできますので、まずは自分の住んでいる自治体の助成制度について調べてみてくださいね。

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■まとめ 屋上庭園についていろいろご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。庭付き住宅を検討する前に、購入する住宅に屋上庭園が設置できるかどうかを確認したほうが良いかもしれませんね。屋上庭園は何かとメリットが多いので、興味のある人はぜひともチャレンジしてみてください。