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マイホームを建築する際に、ママがこだわりたいのがキッチンではないでしょうか。毎日使うものだからこそ、使い勝手の良いキッチンを選びたいものですよね。見た目の美しさだけでなく、機能性の良さや作業のしやすさなども考慮して選ぶことが大切です。 自分にとって使い勝手の良いキッチンとは、一体どんなものなのでしょう。今回はいろいろなキッチンのタイプやキッチンの間取りについて、ご紹介します。

 

■キッチンの動線を考える

料理をする上で大切になってくるのが、キッチンの動線です。食材を冷蔵庫から取り出し、調理台にまな板を出して食材をカットし、コンロで鍋やフライパンを加熱しながら調理し、食器を取り出す一連の流れを考えると、自分が動きやすいラインというのが見えてきます。 また、食後は食器を下げて洗い物をし、食器を乾かしたあとは食器棚に戻すなどの流れも踏まえておかなくてはなりません。 調理の流れを把握していれば、自分がどのように行動するのか分かるため、キッチンの動線をどのように確保すれば良いかが見えてきます。 冷蔵庫や食器棚が離れているなど、ちょっとした使い勝手の悪さであっても、毎日のこととなるとストレスの元となってしまうため、キッチンの動線はしっかり考えた上で間取りを決めなくてはなりません。 キッチンの設計にデザイン性を求める人も多いですが、それよりも機能性の良さや動線の良さを取り入れたほうが、ストレスフリーで料理を楽しめます。

 

■ワークトライアングルを考える

キッチンの間取りを考える上で耳にすることが多いのが、ワークトライアングルです。キッチンで要となるシンクとコンロ、冷蔵庫を結ぶ動線のことで、これらがバランスよく配置されていると、調理も効率良く行えるとされています。 一般的にはワークトライアングルは3.6から6.6メートル内に収めるのが理想的とされており、コンロやシンクなど、それぞれの場所に移動する距離は1.2メートル以上あれば使い勝手の良いキッチンになるとされています。 距離が長いほうが便利が良いように感じますが、あまり距離が長すぎると移動するのにムダな動きが出てしまうため、効率が悪くなるともいわれています。 ただし複数人で調理をする場合は、もっと距離が必要です。ここで紹介した目安は1人が料理をする場合の理想的なワークトライアングルなので、普段から夫と一緒に料理をする場合は、もう少し広めのほうが良いでしょう。