74-1

 

ママにとって、夫や子どもと過ごす時間は特別なもの。「家族みんながリラックスして過ごせるよう、日々頑張っている!」なんて方も多いのではないでしょうか。 しかしママも、一人の人間。時には疲れ、「自分一人だけで過ごしたい!」と思うこともありますよね。 こんなときにオススメなのが、ポジティブな気持ちで実践する、プチ家出です。ママが実践するメリットと共に、実施する場合の注意点を解説します。

 

■ポジティブなプチ家出がもたらすメリットとは?

毎日家のこと、子どもの世話を頑張るママたちにだって、「一人になりたい瞬間」はあるもの。定期的に息抜きの時間を持てていれば良いのですが……周囲の理解不足により、疲労ばかりが蓄積してしまうケースもあります。こんなとき、ママの頭をよぎるのが、プチ家出です。 ほんの数時間だけ家を空けるプチ家出には、以下のようなメリットがあります。 ・一人になってリラックスできる


・冷静に自分のこと、家族のことを見つめ直すきっかけになる


・怒りの感情に流されずに済む


・自分の時間を大切にして、自分磨きができる プチ家出のメリットは、主に「ママが一人になれる時間を確保できる」ということです。普段家族と一緒に過ごしてばかりだと、それが「当たり前」になってしまうこともありますよね。 一人になってリラックスし、自分自身の心や体と向き合うことで、見えてくるものもあるでしょう。 また、周囲に対してイラッとしてしまったときにも、プチ家出のメリットは大きくなります。イライラした感情を引きずりながら一緒に過ごしていると、そのうち爆発してしまう可能性もあります。 そうなる前にプチ家出を実践することで、感情のガス抜きをすることができるはずです。「喧嘩」や「離婚」など、ネガティブなワードを引き出さないためのコツとも言えるでしょう。

 

■行き先はあらかじめ決定しておこう!

ママのプチ家出をポジティブに楽しむためのコツは、「限られた時間をいかに有効に使えるか」ということです。急にぽっかりと時間ができても、「何をしたいのか、よくわからないまま終わってしまう……」というのは、非常に残念です。あらかじめ、行きたいところややりたいことを決めておくだけでも、時間を有効に使えますし、リラックス効果も高まるでしょう。 ・お気に入りのカフェ


・行きつけの美容院


・愚痴を聞いてくれる友達のところ


・岩盤浴


・図書館


・ネットカフェ


・マッサージ店 お疲れママの心と体を癒やしてくれるようなスポットは、街中に数多くあります。どれも「子どもと一緒では、リラックスして楽しめない!」と思う可能性も高い場所ですから、ぜひ一人で訪れてみてください。 ママのプチ家出をポジティブなものにするためには、「家出時間が長くなりすぎないこと」も大切なポイントです。2~3時間でも、満足できるプランを考えてみると良いでしょう。

 

■タイミングを見極めて、冷静に実践することがコツ

ママのプチ家出をポジティブに楽しむためには、いくつかのコツがあります。プチ家出タイムを円満に楽しむためにも、ぜひコツを意識しながら行動してみてください。 ★周囲の人と連携を取っておく ママのプチ家出を計画する際に、もっともネックになりやすいのが「子どもの世話をどうするのか」です。家出中も、子どもの安全が確保できるよう、周囲と連携を取っておくことが大切です。 夫が自宅にいるときや、実家の両親にお世話を依頼できるときが、プチ家出をするチャンスのときです。 もちろん、「プチ家出をしたい!」という意向については、あらかじめ伝えておきましょう。 ★感情が爆発する前に実践すること 「プチ家出」と聞くと、なんとなくネガティブなイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。このような方は、「夫婦喧嘩の途中で、妻が突然飛び出していってしまう……」なんて状況を、思い浮かべていることでしょう。 プチ家出をポジティブに実践するためには、ここまで我慢を重ねてはいけません。これよりも前のタイミング、「もうそろそろ疲れやストレスが溜まってきた!」という段階で、プチ家出を実践しましょう。 夫への伝え方は、「そろそろ限界だから、一人の時間が欲しい!」でOKです。プチ家出の後、心に余裕を取り戻した妻の姿を見せることで、「ポジティブなプチ家出」の意味も伝わることでしょう。 ★子どもへの負担を最小限にとどめよう 子どもがまだ幼い時期にプチ家出を計画するなら、子どもへの負担を最小限にとどめることが大切です。食事の時間やお昼寝の時間、どの時間帯を狙えば子どもの負担が少なくて済むのか、ぜひ冷静に検討してみてください。 ある程度大きくなってからなら、「ママはこれからプチ家出してくる!」と正直に伝える方法もあります。状況を知らせておくことが、子どもを不安にさせないための工夫となります。

74-2

 

■まとめ

ママがプチ家出をしたら、その間、パパが家のことを担当する!というご家庭も多いことでしょう。ママがいない環境の中、パパに全てをお願いすることで、「普段のママの大変さが伝わりやすくなる」という点も、プチ家出のメリットと言えるのかもしれませんね。 「あぁ……もう疲れた!」というときには、ぜひ「プチ家出をしたい!」という提案をしてみてください。自分へのご褒美時間を持つことで、家族にももっと優しくできるのではないでしょうか。 大切なのは「家出」というフレーズを、ネガティブではなくポジティブに使うこと。夫婦交代で楽しんでみるのもアリかもしれません。