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■表計算ソフトを使用する

パソコンを使用している方であれば、表計算ソフトの一つくらいはパソコン内にあるのではないでしょうか。その表計算ソフトを使用するのです。 まずは、仕訳帳の作成ですが、日付、借方の項目、金額、貸方の項目、備考欄といったものがあればよいでしょう。必要に応じて加えていってもよいかもしれません。 借方、貸方の項目については、あとで集計する必要がありますし、毎回入力したりコピペするのも大変ですから、マスタ化しておくと便利です。 1は現金、2は預金といった感じです。表計算のシートでは、項目欄に1を入力すると、そのとなりに項目名を表示できるように関数を使用すると見た目で確認もしやすくなります。 あとは、集計用のシートを作成し、月ごとの項目ごとの合計を計算します。表計算ソフトであればクロス集計と言った機能がありますから、月と項目で集計します。 これだけでも、その月に何にいくら使ったかというのも把握できますし、収支のバランスを確認することもできるようになります。ただし、特定のタイミングでの現預金の残高では、繰越なども計算しなければなりません。 企業のような貸借対照表や損益計算書といったものは必要ありませんが、簡単に資産や負債などが計算できるようにしておくと把握しやすくなります。その際に、月を入力することで計算しなおすようにしておけば便利に使えそうです。 また、月初には前月の残を明細として仕訳帳に記載するようにしておけば、累計で計算する必要もなくなるので、1カ月単位で使えるようになります。 シート自体は見やすくなりますが、過去の情報を見る際には別のシートやファイルを開かなければなりません。まとめて管理したい範囲でシート分けするのがよさそうです。

■科目の設定について考えよう

科目を設定する際に大切になるのが、部です。5つの部があり、費用の部、収益の部、資産の部、負債の部、純資産の部となります。この部に、それぞれ科目がぶら下がっていくことになります。基本的には企業で行われる簿記と同じ考えでよいでしょう。 具体的な科目としては、現金、預金、保険など必要に応じて分類しておけばよいでしょう。細かく見る必要のない部分は大ざっぱにしておいてもかまいません。 逆に細かく見たい部分は細かく科目を分類してもいいですし、子科目といった形式にして親と子でそれぞれ集計できるようにしておくと便利かもしれません。 これは、使用しているうちにわが家の家計に合わせていくのがいいかもしれませんね。

■まとめ

企業で経理の担当者であったり、経験者であれば、家計簿であっても、複式簿記の有効性は認識しているのではないでしょうか。パソコンが使用できれば、家庭でも簡単にできますよね。家計が見やすくなれば、預金もそれほど難しくありません。無駄をなくしていけばよいのですから。 自分で表計算ソフトの関数はちょっと。という方であれば、フリーで提供されている家計簿のファイルなどもありますから、ダウンロードしてして使用してみるのもいいかもしれません。ただし、ウイルスなどには注意が必要です。