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貯金をしようとするのであれば、家計をしっかりと管理することが大切になります。その際に必須と言えるのが家計簿ですよね。通常であれば、日付と項目、金額を記載することになります。この方法は単式簿記というのですが、記録はしやすいのですが、集計が大変です。 そこで、家計簿を複式簿記という方法で仕訳帳のように記載するのです。経理の経験者や簿記を習ったことがある人であれば、知っていると思います。この記載方法であれば、あとで集計することが簡単になるのです。

■複式簿記とは

複式簿記というのは、お金の増減や残高を見るためだけではなく、どのように収支が発生したかといった情報も記録できるようになります。単式であれば、1回の内容でひとつの項目だけですが、複式だと借方と貸方にわけて、複数の情報を記録します。 例えば、1万円の現金で外食をしたのであれば、借方に外食、1万円と記載し、貸方に現金、1万円と記載します。 単式の場合だと、単純に外食、1万円となります。これは仕訳帳と呼ばれる帳簿の記録の方法です。これをさらに総勘定元帳と呼ばれる帳簿にも同様に記載します。 現金の項目の借方に外食、1万円を記載します。貸方には記載はしません。 単式簿記と比較すると、記録が少し面倒になり、複雑というイメージがあるかもしれません。 ですが、項目ごとの管理や、増減、その時点での残高なども把握しやすくなるのです。さらに、分類して記録するため、お金の動きやその根拠なども分かりやすくなるのです。

■複式簿記の家計簿のメリット

複式簿記を使用した家計簿の場合、記載は少し面倒になってしまいますが、簿記における資産と負債のバランスが簡単に把握できるのです。 企業が簿記を使用しているのは、会計におけるさまざまな情報をすぐに把握できるというメリットがあるのですが、家庭でも同じことが言えるのです。 以前は企業でも手書きで帳簿を作成し、さらに転記といった方法でさまざまな帳簿を作成していましたが、最近はICT化され、伝票の情報を入力したり、読み取らせるためですべての帳簿が作成できます。 家庭における家計簿ではそこまでのシステムは必要ありませんから、最低限の必要な情報が見られればよいということになります。もちろん、仕訳の情報は入力する必要がありますが、それ以降は、パソコンを使用すれば簡単に必要な帳簿を作成することができます。