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お金に関するさまざまなお悩みに対して、専門知識を持ってアドバイスを行い、それぞれの家計をサポートしてくれるのが「ファイナンシャル・プランナー」です。「くらしと家計」という、身近なテーマでサポートを行う存在として注目度が高まる中、資格取得に向けて、積極的に行動を起こす方も増えていますよね。 ファイナンシャル・プランナーになるためにはどのような資格が必要なのでしょうか。また資格を取得すれば、独立・開業につながるのでしょうか。ファイナンシャル・プランナーが気になっている!という方に向けて、知っておきたい情報をまとめます。

 

■ファイナンシャル・プランナーとは?

まずはファイナンシャル・プランナーについて、基礎知識を学んでいきましょう。先ほどもお伝えしたとおり、ファイナンシャル・プランナーは、「生活にまつわるお金の悩み」についてアドバイスをし、その実践をサポートする人となります。私たちの生活には、保険やローン、貯蓄や教育費など、さまざまな「お金」が密接に関わっています。これらのお金は「将来にわたって上手に付き合っていく」ことが求められるのですが……必要な知識を身につけた上で、正しく実践するということは、決して簡単ではありません。 ここで需要が生まれるのが、ファイナンシャル・プランナーです。それぞれの家計の状況を把握し、その特徴や現在の制度、将来予測などに基づいて、適切なアドバイスを行うことが仕事となります。 一つ誤解されやすいのが、「ファイナンシャル・プランナー」を名乗るために、特別な資格は必要ない」ということです。 何の資格も保有していなくても、今日から「ファイナンシャル・プランナー」を名乗って独立・開業することは可能なのですね。 とはいえ、ファイナンシャル・プランナーとして顧客の信頼を勝ち得るためには、きちんとした知識を身につけていることを、客観的に示す必要があります。このため、以下のような資格を取得した上で、独立・開業を目指す方が多いです。 ・ファイナンシャル・プランニング技能士


・CFP


・AFP ファイナンシャル・プランニング技能士は国家資格で、CFPとAFPは民間資格となっています。ファイナンシャル・プランニング技能士は3級・2級・1級と3つのレベルが用意されていて、独立・開業を目指す場合は「1級」を取得する方が多いようです。