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今の仕事に悩みや迷いが生じてしまったときには、より自分らしく輝ける場所を求めて、「転職する」というのも一つの方法ですよね。転職が、キャリアアップやスキルアップにつながる事例も少なくありません。 とはいえ、時期によっては、急いで行動しない方がお得かもしれません。転職に向いている時期と向いていない時期についてとその理由、転職に向けた行動のポイントなどをお伝えします。

 

■求人数が多くなり、希望転職先を見つけやすくなる時期とは?

転職を検討する際には、各社が出す「求人情報」の数が重要なポイントとなります。「求人情報数が少ない」ということは、応募できる企業が限定されてしまうことを意味します。「せっかく転職を検討するなら、いろいろな企業をチェックして決めたい!」と思う方にとっては、非常に大きなデメリットになってしまいます。 また「求人数が減少する時期」というのは、何らかの理由により、企業が「中途採用を前向きに行っていない時期」と言うこともできます。例えば、新卒対応で忙しい4月~7月ごろまでは、中途採用にまで手が回らないことが予想されます。8月に入ればお盆がありますし、12月~1月にかけては、年末年始の忙しさがネックとなります。 このような事情から、例年、求人数が多くなりやすいのは、2~3月と9~10月ごろだと言われています。 ただし自分にとって理想の求人と出会えるかどうかには、「運」や「ご縁」も関わってきます。求人数が多いからといって、必ずしも安心できる状況ではないということを、頭に入れておきましょう。 また2~3月や9~10月は、求人数が多い一方で、応募者数も増えやすい時期だと言われています。採用時の倍率については、「どの時期においてもそれほど変わらない」とも言われていますから、「気になる求人を見つけたときが転職のチャンス!」と捉えるのも良いでしょう。

 

■ボーナスが支給されるなら、それを待って転職を

転職をする際に、気にしておきたいポイントの一つが「転職前の企業から、どこまでのお給料を受け取れるのか」ということです。特に、定期的にボーナスが支給される会社の場合、「ボーナスを受け取る前に転職する」「ボーナスを受け取った後に転職する」のどちらを選ぶのかによって、手元に入る金額が大きく変わってくるでしょう。 ボーナスの支給時期は、会社によって決められているケースも多いもの。「給料の面で、できるだけ有利に転職したい!」と考えるのであれば、ボーナスを受け取った後に転職できるよう、スケジュールを調整するのがベストです。 一般的に、ボーナスが支給される月といえば、6~7月と12月が多いもの。「ボーナスを受け取った後に仕事を辞める」という方は意外と多く、これも9~10月、2~3月の求人数増加の一因となっています。この流れに沿って、自分にとってより魅力的な転職先を見つけられると良いですね。