2018年1月から運用が始まった「つみたてNISA」。お得だと聞いているけど、何がどうお得なの?と疑問に思っている方へ。
つみたてNISAとは何か?からそのメリットやデメリット、口座を選ぶ際の注意点について解説します。
あなたも、簡単でお得なつみたてNISAで投資家デビューしてみませんか?
■わかりやすく解説します!つみたてNISAとは何か?
つみたてNISAを説明する前に、まずNISAとは何かについて説明します。
NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、日本語にすると何となく意味が分かりますよね。つまり、少額の投資に対しては税金をかけないということです。 株や為替、先物などを商品と捉えると、それらを買うことを「投資する」と言います。この商品の値段は日々変わります。
ある日グッと値段が下がったり、逆にポンと上がったりします。その時を見極めて、「安い時に買い、高い時に売る」のが投資で利益を上げる方法です。
これだけで、莫大な資金を元手に、日々の暮らしどころか、人生を何十回もやり直せるくらいの利益を上げている投資家もいますが、一般投資家の多くは、自分でコツコツ貯めた貯金を元手に、貯蓄+αができればいいな、という思いで少額投資を行っています。 ただ、投資額の多少にかかわらず、以前は利益に同率の税金がかかっていました。その税率は20.315%という割合です。
例えば株を売って利益が10万円出たとすると、そのうちの約20%(約2万円)は税金で持っていかれるので、実際に手にできる利益は8万円弱です。これってあまりにも高くありませんか? ということで、政府が少額投資を行う個人投資家の利益を保証するために作られたのがNISAです。
NISAなら、1年間の投資額が120万円までは、得た利益に税金はかかりません。
また、株式など金融商品を売買する際は手数料を支払う必要があるのですが、NISA口座ではその手数料も無料です。とってもお得ですよね。 さて、NISAについて分かったところで、今度はつみたてNISAの説明です。
つみたてNISAと普通のNISA(一般NISAと呼ぶ)の違いは、以下の通りです。 ①投資のタイミングが「つみたて」のみ(NISAはつみたて以外でもOK)。
②投資額が40万円(NISAは120万円)。
③非課税投資期間が20年(NISAは5年)。
④投資対象となる金融商品が少ない(投資信託・ETFのみ)。 次でもう少し詳しく説明します。