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柑橘類などに含まれているあの酸っぱいクエン酸。


疲労回復効果が注目されていますが、実は食べ物から摂取する以外にもいろいろな活用方法があるとご存じでしたか?


知っていると便利なクエン酸の活用方法をご紹介します。

■クエン酸の特徴

クエン酸は最近になってお掃除アイテムとして知られるようになったものです。クエンとは中国産のみかんの仲間で、クエン酸は柑橘類などに多く含まれます。 梅干しにも含まれており食べると酸っぱいです。しかし爽やかな酸味が好まれてサプリメントや食品添加物にも用いられています。


クエン酸はその名の通り酸性です。カルシウムを溶かす、アルカリ性を中和するなどの働きをもち、シンクでよく見る白く固まった汚れや電気ポットの汚れなどに有効です。 トイレの臭いはアンモニア臭で、アルカリ性です。クエン酸で中和することで脱臭効果が期待できます。 酸性の酢酸などもお掃除に使えますが、酢酸には揮発性があるのでどうしてもツーンとした臭いがしてしまいます。 クエン酸は無色無臭の粉末であり、水に溶かしても揮発性がないため臭わず、使いやすいお掃除グッズとして人気が出ています。 お掃除用途以外ではせっけんシャンプーを使用した後のリンスに含まれる成分です。 クエン酸が不得意とするのは油汚れや手あかなどのタンパク質の汚れを落とすことです。ですから洗濯には不向きです。 クエン酸を使ってお掃除をしたい場合は、クエン酸適量を水に溶かしてスプレーするのが基本的な使い方になるでしょう。