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人生100年時代。老後の生活を考えると、頼りになるのは自分のお金だけ。年齢が若い人ほど不安が大きいのではないでしょうか。

 

でも銀行に貯金していても利子は全然つかないし、かといって株式やFXに手を出すほどの知識も勇気もない、そんなみなさんに、今回は初心者でも簡単に運用できる、「つみたてNISA」をご紹介します。

 

<1.初心者でもわかる「つみたてNISA」とは?>

みなさんは「NISA(ニーサ)」をご存じですか?なんか聞いたことあるけど、具体的には知らない、という方がまだまだ多いのでは、と思います。

 

NISAとは、株や投資でもうけた利益に対して、税金がかからないようにする制度です。

 

 

正式な説明は「投資によって得られた売却益や分配金の運用益が非課税となる制度」のことです。 例えば、株の売買で10万円の利益を得たとします。この10万円には20.315%の税金がかかります。

 

 

つまり10万円もうけても、実際に自分のお金になるのは、税金の2万円(10万の約20%分)を引いた8万円になってしまいます。

 

 

これが100万円だったら、20万円の税金がかかるわけです。

 

 

銀行の利子が0.0…と0がどこまで続くのかと驚く時代に、この税金はあまりにも高過ぎるのではないでしょうか。

 

 

ということで、国は2014年から上限を決めて税金をタダにしてくれたのです。

 

 

上限金額は120万円まで。つまりここまでなら、頑張って投資利益を上げた分全部を自分のものにできるのです。ここまでがNISAの説明です。 そして、NISAの開始から4年後の2018年「つみたてNISA」なるものが出現しました。

 

 

今までのNISA(一般NISAと呼びます)との違いは以下の通りです。 ①つみたてNISAは「つみたて」という言葉が表すように、投資をする際のお金を、毎日、毎月など、定期的に積み立てることでしか認められません。 ②つみたてNISAは、非課税投資期間が20年と長期です。ちなみに一般NISAは5年です。

 

 

また、1年間の投資金額の上限が40万円です。ちなみに一般NISAは120万円です。 ③投資の対象となる金融商品が一般NISAと比べて少ないです。

 

 

例えば一般NISAで選べる投資信託(商品)は約6000本もあります。その中から儲かりそうな商品を選ぶのは、初心者にとってはかなり大変。

 

 

ですがつみたてNISAは、長期投資に適した商品をあらかじめ金融庁がチェックし、合格した162本(2019年2月)のみなので、初心者でも選びやすいというメリットがあります。

 

 

つまり、一般NISAと比べると、つみたてNISAは、より長期に投資を行うことができ、より初心者向けになったもの、ということが言えます。