できることから実践! 「かくれ不眠」改善の知恵

「もっとぐっすり眠りたい!」と思うなら、古賀先生オススメの下記の対策を。まずはとり入れやすいことから 少しずつ実践し、睡眠習慣の改善を図りましょう。ぐっすり眠ることで、生活も、健康も、美しさも上向きに!

 

決まった時間に 就寝する意識を

1505p145-1

睡眠のベースになるのは一日のリズム。それを整えるために、決まった時間に、寝床に入るクセをつけて。子どもがいる人は、子どもを寝かしつけるときに一緒に寝てしまうのも手。こうすると、成長ホルモンの分泌がふえる23時には眠りにつくことができ、6時間以上の睡眠時間を確保できる。

 

照明の工夫でリラックス出来る睡眠環境をつくる

1505p145-2

夜の照明は、明るい蛍光灯ではなく落ち着いた間接照明などに。パソコンやゲーム、スマホなどの強い光は、睡眠を妨げるのでできるだけ見ないように! また、寝室はまっ暗だとかえって不安感が増すこともあるので、フットライトなど小さな明かりをつけておくのがオススメ。

 

夕食は食べる時間が 遅すぎないように注意を

1505p145-5

胃が活発に働いていると、深い睡眠に入りにくくなる。夕食は最低でも寝る2時間前に終わらせ、腹八分目にとどめ、アルコールも控えめに。また、朝は朝食をしっかりとって活動的な一日をスタートさせて! 朝晩のリズムをつけることで、規則正しい睡眠へと近づくことができる。

 

入浴は就寝の 2時間前までに

1505p145-4

寝る前にお風呂で体を温めすぎると、体の深部体温が上昇し、交感神経が興奮して眠りの妨げになる恐れがある。入浴するなら、就寝の2時間前までに。40度くらいのぬるめのお風呂がオススメ。体表面の血行がよくなり、深部体温が放出されやすくなるので、ぐっすり眠る準備が整いやすい。

 
睡眠不足のときは 賢い昼寝が効果的

夜中に子どもに起こされて、どうしても寝不足に…。そんなときは、上手に昼寝するのが有効!昼寝は20~30分の短時間にとどめること。仕事がある日なら、ランチを早めにすませ、残りの時間に軽く仮眠をとるとよいとされている。ただし、夕方以降の遅い時間や、2時間以上の長時間の昼寝をとってしまうのはダメ! 夜、眠れなくなってしまう。あくまで「午後の早めの時間」に、「短時間」とるようにするのが理想。