■子どもを作る予定がある場合
今は子どもがいなくても将来的には子どもを産みたいと思っている場合、キャリアプランにその予定を盛り込むのは決して悪いことではありません。 その通りにならない可能性はあるにしても、3年以内、5年以内といったように、年単位で区切って出産予定を計画しておくと良いでしょう。 会社としてはせっかくここまで育てた人材を簡単に手放したいとは思いませんので、できれば職場復帰してほしいと思うものです。 ですからキャリアプランにも、育休後の復帰を組み込んでおきましょう。 すでに第一子を産んでいる場合、第二子を産みたいと伝えづらいと思うママもいるのでは。 特に育休後からあまり時間が経過していないのに予定している場合、立て続けに育休を取得することになるので、答えにくいと思うことでしょう。 最近は条件を満たしている会社であれば、社員が育休を取得した場合、事業主に助成金が支払われる制度もあります。 少子高齢化社会で国が子どもを産むことを推奨している以上、堂々とキャリアプランに組み込みましょう。 また育休後のキャリアプランについて、時短勤務にするのか、それともフルタイムで働く予定なのかを決めておくと、会社も対応しやすくなります。
■収入が目的の場合
ワーママの中には、家計を助けるために仕事を続けている人もいることでしょう。そのため、キャリアプランを聞かれると返答に困ってしまうこともあります。 夫の収入だけでは厳しいため、子どもの教育費のためなど、家庭によって収入を得たい理由はそれぞれ異なります。しかし、収入を得たいから働きたいというのも、立派な目的の一つです。 とはいえ、キャリアプランを聞かれたときに、ハッキリとお金目的なので特にプランはありませんと答えると、さすがに面接官に与える心証はよくありません。そんな時は、一つずつ仕事を覚えながら、少しずつキャリアアップができるよう頑張りたいと答えてみましょう。 また、キャリアアップを望んでいない場合は、キャリアアップでなくスキルを上げたいと答えたほうが良いでしょう。 資格取得や、会社で活用できるソフトウエアの使い方を習得する講座を受講するなどと具体的に答えると、会社に良い印象を与えられます。
■まとめ
ここまで、ワーママがキャリアプランを聞かれたときの答え方についてまとめてみました。 キャリアプランは、仕事に対してどういう姿勢なのか、今後はどのようにキャリアアップを求めているのかを確認するのが目的です。 しかし、目標に向かって仕事をすることはスキルアップはもちろんのこと、自分自身の成長につながることになります。 ぜひ前向きに3年後、5年後、10年後の自分をイメージしてキャリアプランを作ってみてはいかがでしょう。 きっと仕事に対するモチベーションも上がってくるはずです。