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お子さんの野菜嫌い、どうしていますか? どうにか食べてもらおうと思って色々と工夫はしてみるものの、なかなかうまく行かなくて頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか? そこで、野菜嫌いなお子さんにも、喜んで食べてもらえるお弁当にピッタリの「春野菜のレシピ」をご紹介したいと思います。

◆野菜嫌いの理由

あるアンケート調査によると、野菜の好き嫌いがあるお子さんの割合はおよそ6割だそうですので、多くの親御さんがお子さんの野菜嫌いに頭を悩ませていることが分かります。 まずは、お子さんが野菜嫌いになってしまうのには、どんな理由があるのか探ってみることにしましょう。 ●本能的に危険を察知している 味覚には「甘味」、「酸味」、「塩味」、「苦味」、「うま味」があります。この内、「酸味」は腐敗している食べ物であることを知らせるために、「苦味」は食べ物に毒が入っている危険を知られるための味覚として、元来は位置付けられているそうです。 そのため、お子さんの場合、様々な食を経験していないため、酸味や苦味のある野菜を嫌う傾向にあるそうです。 ●防衛本能が働いてしまうため また、安全に生きて行くために初めてのものを恐れてしまったり嫌だと思ったりする本能が備わっているそうです。 そのため、香りや味がこれまでに味わったことが無い食べ物に対しては防衛本能が働いてしまって食べようとしないことがあるのだそうです。 お子さんに野菜の好き嫌いがある理由は、本来誰にでも備わっている本能的なものから来ている可能性があると言えそうです。 だからこそ、無理に嫌いな野菜を食べさせようとするのはかえって逆効果になってしまうことにもなりかねませんので、調理方法や味付けなどを工夫することが大切なようです。 それでは、野菜嫌いのお子さんにも喜んで食べてもらえるレシピをいくつかご紹介しましょう。

◆カラフルなアスパラベーコン巻き

春野菜には苦味や独特の香りがあるものが多いため、春野菜が苦手なお子さんは多くいます。けれども、春野菜には高い抗酸化力と豊富な栄養があると言われていますので、積極的にお子さんにも食べて欲しいものです。 春野菜のアスパラガスは料理のアレンジ次第で随分と食べやすくなりますので、まずはアスパラガスのお弁当にもおススメのレシピをご紹介したいと思います。 材料は、ショルダーベーコン8枚、アスパラガス6本、卵1個、プロセスチーズ適量、めんつゆ 適量、塩・コショウ適量、爪楊枝8本になります。 作り方はとても簡単です。 1.ボウルに卵を割り入れて塩・コショウを加えて混ぜます。


2.たまごやき機を火にかけて薄く油をひいて1を流しこんで焼きます。


3.2をベーコンのサイズに合わせて切ります。


4.アスパラガスの下側3cmほどを除いて、1/3の長さに切り細切りにします。


5.プロセスチーズは5mm位の拍子切りにします。


6.ベーコンの上に3、5、6をのせて巻き、爪楊枝をさして止めます。このとき、チーズを芯にしてその周囲にアスパラガスの細切りを広げてしくようにして巻きます。


7.フライパンを火にかけて油をひいて6を並べて焼きます。


8.両面に軽く焦げ目がついたら火を一旦止めます。


9.9に麺つゆを加えてからませてひと煮立ちさせれば完成です。