子どもの言葉遣いは親の影響!?
「国語の乱れ」は年々減少…?
“言葉の乱れ”の実情を確認するため、2015年に文化庁が行った「国語に関する世論調査」の結果をご紹介しましょう。
「今の国語は乱れていると思うか」という質問に対しては、73.2%の人が「乱れていると思う」と回答しています。一見多いように思えますが、1999年度は85.8%、2002年度は80.4%、2007年度は79.5%と年々減少傾向にあるよう。自分が家庭で受けた“言葉のしつけ”について、「適切にしつけられたと思う」人も2000年から増加傾向にあり、2015年は61.2%の人が「適切にしつけられた」と回答しました。
「テレビ」は子どもの言葉遣いに悪影響!?
同アンケートでは、「子どもの言葉遣いに与える影響が大きいと思うもの」についても調査。1位は81.4%で「テレビ」、2位が72.3%で「母親」、3位には「父親」が67.8%でランクインしました。
また4位の「友達」(63.4%)や10位の「祖父母」(29.8%)など、接する時間が長い相手からの影響を心配する人も多いよう。テレビなどのメディアに関しては「子どもがテレビのセリフを真似する!」「乱暴な言葉遣いの漫画は、あんまり読ませたくないな」とママたちの苦悩が相次いでいます。
子どもや周囲の人に悪い影響を与えないよう、自分の言葉を今一度見直してみるといいかもしれません。
文/河井奈津