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働くママが産休や育休を取得するのは当然ですが、最近ではパパが育休をとるケースも増えてきました。パパが育休を取ってくれれば、心強く、子育てもスムーズにできそうですよね。 しかし、実際にパパが育休を取得すると、職場で風当りがきつくなるのではと心配する声もあるようです。そこで今回はパパが育休を取得すると、どんなメリットやデメリットがあるのかまとめてみました。

■パパの育休制度とは?

女性に育休制度があるように、男性にも育児休業制度が設けられています。両親がそろって育児休暇を取得できるように、平成29年より施行されています。 女性は育休前に産前産後休業を取得することができ、産休期間が終了すると育休を取得することができます。 一方、男性の場合は子どもが生まれてすぐに育休取得が可能です。両親そろって育休を取得する場合は子どもが1歳2カ月になるまでと決まっていますが、条件によっては2歳までの育休を取得することも可能です。 法律によって男性の育休取得は認められていますが、実際に育休を取得する男性は少なく、2017年でわずか5.14パーセントの取得率となっています。 国も育休を取得させた企業に助成金を支払うなど対策を行っていますが、長期間職場を休む男性に対して、冷ややかな職場もまだあるようです。

■パパが育休を取得するメリット

・子どもと触れ合う時間が増える これまで仕事をしている多くのパパの場合、子どもが生まれてもあまり接する時間がありませんでした。朝早く仕事に出かけ夜遅くに帰ってくると、子どもは寝ているため、子どもとの時間を持つことができません。 ママは一日中子どもの世話をしているため、子どもとの信頼関係が深まるとともに、間近で子どもの成長を目にすることができます。 一方で仕事をしているパパは寝顔しか見られず、子どもにどのような変化があるのかすら分かりません。 子どももパパに慣れず、二人きりになると落ち着かないこともあります。ママが外出するときに子どもの世話を頼んでも、子どもが泣いてしまい出かけられないこともあるでしょう。 乳幼児期はあっという間に終わってしまうので、子どもがパパに慣れないまま成長してしまうと、うまくコミュニケーションをとれないこともあります。 パパが育休をとることで、子どもと触れ合える時間が増え、信頼関係が高まっていくことが期待されます。 ・妻の負担を減らせる ママが育休を取得しているとはいえ、一人で子育てや家事をするのは負担が大きいものです。産後、体力が落ちているところに育児だけでなく家事までしなくてはならないので、いつまでたっても体調が元に戻らないこともあります。 パパが育休を取得してくれると、家事と育児をお互いに分担して行えるだけでなく、疲れたときは代わってあげることも可能です。 お互いに時間的余裕が生まれるので、精神的にも余裕ができ、ママもパパも育児や家事に前向きになれます。 心に余裕ができると子どもに向けて笑顔を見せる機会も増えるなど、パパの育休は家族にとって大きなメリットを与えてくれます。 ・育児の悩みを共有できる 初めての子育てとなると分からないことや不安に思うことがたくさん出てきますが、周りに相談できる人がいないと、一人で抱え込むことになります。 ママが一人で子育てをしている場合、近くにママ友や両親がいれば相談できることもできますが、誰もいない場合は相談できる相手がパパだけになってしまいます。 しかし、パパに子育てのことを相談しても共感してもらうことが難しく、パパもママの気持ちを理解してあげられないこともあるでしょう。 パパが育休を取得して子育てに参加していると、子育てに関する悩みなどを一緒に体験できるため、夫婦のつながりも深くなります。 また、育児の悩みを共有することで、パパも子育てに参加していることを実感できるようになります。