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■自分でかわすスキルも高めよう!

夫から伝えてもらうと、状況はかなり改善するケースは多いのですが、中には「息子に伝えても駄目だから、お嫁さんを直接鼓舞しよう!」なんて、別の方向に張り切ってしまう義両親もいます。 この場合には、やはり自分自身で嫌な言葉をかわすスキルが必要となります。 もしも「二人目はまだ?」「次は女の子がいいわ」なんて言葉を掛けられたら、以下のような定型文で対応してみてください。 ・そればっかりは、神様次第ですから~


・そんなこと言われると、プレッシャーを感じてしまいます!


・夫に伝えてもらえます? 妊娠や出産、そして子どもの性別については、夫婦の努力だけではどうにもならないことも多いもの。一度でも妊娠や出産を経験した女性であれば、実体験の中で理解できているはずです。 孫フィーバーで、そうした事実を忘れてしまっているのだとしたら……お嫁さんからの冷静な一言で、我に返るかもしれません。あくまでもニコニコしながら、チクリと本音を伝えていきましょう。 また、「二人目に乗り気ではないのは夫の方」というアピールをさりげなくすることで、義両親の矛先を、夫の方へと向けられる可能性も。デリケートな問題を急かされて、モヤモヤした気持ちを抱くのは男女共通ですから、夫が義両親にうまく話してくれるかもしれません。 さりげない言葉の中に、自身の本音を忍ばせることで、孫攻撃を受けたときも冷静に対処できるのではないでしょうか。

 

■まとめ

義理の両親からの孫ハラスメントで悩む女性は、決して少なくありません。早い人では、「第一子を産んだその日に、もう第二子の話を持ち掛けられた!」なんてケースも存在しています。「さすがにそれは……」なんて、苦笑いをするしかなさそうですね。 孫が楽しみな気持ちはありがたくても、実際にハラスメントとなると、話は別。安定した夫婦関係のためにも、また義理の両親との間に余計な波風を立てないためにも、上手に対処したいところです。 まずは夫を味方に引き入れ、自身の気持ちを理解してもらうところからスタートしましょう。「夫なら、私の気持ちわかるでしょ?」と思いこむのではなく、義両親からのどんな言葉が負担になるのか、わかりやすく伝えてみてください。夫の口から説明してもらうことで、円満な解決を目指せるはずですよ。