■娘が嫌うのは、過干渉なママ

反抗期とはいえ、思春期の娘の行動に、危なっかしさを感じるママは少なくないでしょう。ついアレコレと口を出したくなったり、詮索したくなったりしますが……これもあまりオススメできません。 思春期とは、子どもが自分の考えで、自分だけの世界を広げようとする時期でもあります。そこに無理に親が介入しようとしても、子どもは必死で排除するでしょう。何か問題が起きた場合でも、「親にだけは、絶対に相談したくない!」なんてかたくなな態度に結び付いてしまうこともあります。 最も問題なのは、自分が過干渉であることに全く気が付いていないタイプのママです。 たとえば以下のような質問は、娘の生活に踏み込み、干渉するもの。つい言ってしまう言葉がないかどうか、確認してみてください。 ・学校で何をしているの?


・どんなお友だちがいるの?


・日曜日に出かけるって、いったいどこへ行くの?


・こんな時間まで何をしていたの?


・LINEでどんなやり取りをしているの? ママにとっては、純粋に「子どもの様子を知りたい!」と思っての言動かもしれませんし、生活習慣の乱れを注意する目的で発しているのかもしれませんね。 しかしこうしたママの「心配」は、娘に伝わることはありません。「自分の生活に踏み込まれた!」と思うだけでしょう。ママが娘を心配しているときには、「心配しているよ」ということだけを、ストレートに伝えればOKです。

 

■「私は大人」が娘の信条

反抗期の娘の言動が理解できない……!と思ったときには、その頭の中をのぞいてみるのが一番です。反抗期の娘の頭にあるのは、「自分は大人なんだ」という気持ちです。そしてそれを周囲に認めて欲しい!という思いから「反抗心」が生まれてきます。 もちろんまだまだ未熟な大人ですから、失敗したり悩んだりするのも当たり前のこと。それを周囲の大人から、「だから言ったでしょ!」なんて決めつけられてしまうと、カチンとくるのも当然なのかもしれませんね。 ママが娘に対して、「自分のことを大人だと思うなら、大人らしく振る舞ってよ……」と思うのも当然ですが、「まだまだ練習中」と思えば、腹も立ちにくくなるのではないでしょうか。また家の中では反抗ばかりしている娘であっても、社会に出て人と接しているときには、意外なほど「大人な姿」を見せているケースも少なくありません。 反抗期の娘であっても大丈夫!と信じることが、母娘でうまくやっていくための最大のコツだと言えるでしょう。

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■まとめ

反抗期の娘との関わり方に悩むママは、非常に多いもの。右往左往して、げっそりしてしまうこともあるのかもしれませんね。しかしここを抜ければ、娘は一人前の大人として、新たなステージに立つことでしょう。 反抗期は、子育ての集大成の時期! 「一人の大人」として娘と向き合うことで、精いっぱいママの愛情を伝えてみてください。