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<2.各AIスピーカーの特徴>

現在日本で使われている代表的なAIスピーカーは ・Amazon Echo(アマゾンエコー)


・Google Home(グーグルホーム)


・Clova Wave(クローバウェブ)


の3つです。


それぞれの特徴をご紹介します。


(1)Amazon Echo(アマゾンエコー)


北米では最も利用されているアマゾンエコーは、Amazon製のAIである「Alexa(アレクサ)」を搭載しています。 アマゾンエコーの特徴は、できることが多いということ。 例えば「○○を買って!」といって実際にオンラインショップで買い物ができるのは、現在アマゾンエコーだけです。 また、AIスピーカーは有料・無料で機能を拡張することができます。この機能のことを「スキル」といい、イメージとしてはスマホアプリのようなものなのですが、この数がアマゾンエコーには日本で1000以上、北米では2000以上あります。 一番使われている音楽を聴く、という機能では、月額380円でMusic Unlimitedというアマゾンの音楽聞き放題の機能が使え、その他に無料の音源サイトが使えます。 また、アマゾンエコー同士での通話やメッセージのやりとりも可能で、Echo Spotなど、ディスプレイのあるスピーカーなら、ビデオ通話やアマゾンプライムビデオの視聴も可能です。 まとめるとこんな感じです。 ・買い物ができる


・提供スキルが多い


・音楽は380円で聞き放題


・ディスプレイ付きの機器もあり、ビデオ通話や再生が可能。

 

(2)Google Home(グーグルホーム) グーグルホームのAIはスマホでもおなじみGoogle Assistanceで、「オッケーグーグル」と呼びかけて使うものになります。 2017年に日本で販売され、現在最も日本で売れているスピーカーとなっています。 グーグルホームの特徴は、Googleが培ってきた検索機能において、他を圧倒しているところです。 スマホで行きたいお店までの距離や時間、経路をGoogle Mapで検索されたことのある方は多いと思います。 それと同じことがグーグルホームでも可能です。 また音声AIの聞き取り精度が高く、多言語対応可能なのもグーグルホームならではの強みです。 さらにグーグルホームでは、家族の誰が話しているのかを認識し、個別のスケジュールや音楽の好みも管理することが可能です。 音楽については、Google Play Musicでは、5万曲までのアップロードが可能で、自分の持っている音源データをアップロードすれば、それをスピーカーで聞くことができます。 提供されていない楽曲でも、音源を自分でアップロードすれば聞くことができるのです。 ちなみに、Google Play Musicは無料で登録でき、登録さえすればアップロード、YouTubeなど無料サイトの音源を聴くことが可能です。 特徴は以下の通りです。 ・検索機能が優れている


・音声の聞き取り精度が高く、多言語や家族別の使用が可能


・自分で音源をアップロードすれば、いつでも聴ける。YouTubeもOK。