再就職や転職をしようと思ったら、まず用意したいのが履歴書です。自分自身がどんな人間なのか、人事担当者に伝えてくれる、非常に重要な書類だと言えるでしょう。 とはいえ「この履歴書って、実は書くの苦手なんだよね……」なんて感じている女性たちはいませんか? 人事担当者がチェックしやすいポイントを知れば、それはそのまま「上手に履歴書を記載するコツ」になるはずです。 書類選考合格率をアップするための、履歴書のポイントを紹介します。
■まずは「履歴書」の意味を知ろう!
再就職や転職のため、履歴書を用意することになったら、まずはその意味を正しく把握しましょう。ついなんとなく用意しがちな履歴書ですが、もちろんそこには意味があります。 履歴書とは、その人の基本的な情報を伝えるための書類と考えれば良いでしょう。年齢や出身地、出身学校やこれまでの職種の経歴などが記載されています。またこのほかにも、自身が保有している資格の情報や、応募した仕事への熱意を記載する欄も用意されています。 もちろんこれらの情報は、応募先の企業にとって必要なもの。特に資格や過去の経験を重視する企業は少なくありません。 しかしだからと言って、「求められた情報だけを、ただ淡々と記載すれば良い」というわけではありません。文字の丁寧さや、自己PRの内容、志望動機などには、その人の性格や内面が映し出されるもの。履歴書から、応募者の「人となり」をチェックしている人事担当者は、決して少なくありません。 履歴書と一緒に職務経歴書の提出を求められている場合、履歴書よりも職務経歴書の方に力を入れて準備する方は少なくありません。しかし実際には、履歴書だけでNGと判断されてしまえば、「職務経歴書にまで目を通してもらえない」なんてことも十分に考えられるのです。
■人事担当者は、多数の履歴書のココを見ている!
では具体的に、履歴書の中身について、どこにどう力を入れるべきなのか、詳しくチェックしていきましょう。人事担当者がチェックしやすいポイントは以下の3つです。 ・基本的なマナーが守れているかどうか
・必要な情報の抜けがないかどうか
・自分自身のキャリアや強みを、冷静に分析できているかどうか 履歴書の内容がどれだけ優れていても、基本的なマナーを守れていない履歴書は「社会人として失格」と判断されてしまいます。はっきりと丁寧に、読みやすい文字で記入するほか、「消えるボールペンやシャープペンシルで記入しない」など、基本的なマナーを守っているかどうかは、必ずチェックされています。 また自己PR欄も、人事担当者が注目するポイントの一つです。どんな人にも強みや弱みがあるものですが、自分自身で冷静に分析した上で、「もしこの会社に採用されたら、こんなことで活躍できる!」という記載内容があれば、「もっとこの人の話を聞いてみたい」という気持ちを抱かせることができるでしょう。